子供の頃の記憶だったり、好きだったものは大人になっても覚えているものだ。

私は、幼い時から虫が好きだった。
その頃に色々と採取して図鑑で調べた。
今の様に、インターネットがあるわけではないので、情報はあっても調べるツールが乏しかった。
基本、珍しい虫というより、ありきたりな虫を丁寧に知らべていた。

そんな過去の記憶今回は大変役立った。

GW中は、新緑の力漲る庭の植木達の選定と掃除を行ったが
これからの季節、沢山の虫たちが洗われる私にとっては最高にうれしい時でもある。
しかし、かみさんはそうではない。
綺麗な花は好きだが、綺麗であっても虫は違うらしい。

じゃがいもの葉っぱを見ていたら、案の定声がかかった。
葉っぱに虫がいると言う。
じゃがいもと言えば、ニジュウヤホシテントウと想像がつく
形はてんとう虫だが、点の数が多く、前提的に薄いオレンジ色をしている。
てんとう虫は、アブラムシを食べる益虫だが、残念ながらこいつは違う害虫だ。
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害虫と分類してしまうのもかわいそうだが、こいつは葉食をする代表格だ。
モンシロチョウの幼虫のアオムシと同じ括りだが、見る見るうちにジャガイモの葉が、食べ尽くされてしまう。
これは、可愛そうだが、じゃがいもと比較してしまうと駆除しないといけない。

かみさんは、こんどはお気に入りのバラの方に移動していった。
そこでまだ声がかかった。
変わった幼虫??がいると言う。
私が駆けつけると
そこには、オレンジ色が入った虫がいた。
何これ??変わっている・・・・とかみさん
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この幼虫は、多分ナミテントウだ。
成虫の姿からは想像もできないが、幼虫はあの丸みを帯びた形をしていない。
しかし、私はこの虫が大好きだ。
独特な形とオレンジ色の入り具合、当時大好きだった宇宙戦艦ヤマトの敵の戦艦を思わせる形が
とても好きだった。

かみさんは、これがてんとう虫の幼虫だとは信じず
家に戻りタブレットで検索していたようだが・・・・数分後、本当だ・・・と関心していた。

たかがこの程度だが、私の過去の経験から
大事な益虫を殺さずに済んだ訳だ。
沢山アブラムシを食べてくれることを祈っている・・・・