ちょっと前行ったので、今ではこの立派な桜も散ってしまっただろう。
春を先取りする河津桜だ。
まだまだ寒い日の2月、心が暖かくなる瞬間だ。
さて、今回の散策は
三嶋大社に参拝することが第一目的、そのあとは伊豆の国まで行って
反射炉をみるかと思えば、願成就院の運慶作毘沙門天をみると言う、我が家ならではの工程だ。
私は、育ちが東京北部だったこともあり、両親も東北出身ってこともあってか
東北方面にドライブに行くことが多かった。
会社に入って横浜、所帯をもって横須賀に住んでも、それは変わらず
神奈川と言えば、伊豆だろうと思うのだが、どうも私は好きになれない。
その理由は明確ではないが、やはり混雑だと思う。
そんなことで、伊豆、小田原、箱根・・・なんて、ほぼ行ったことがないに等しい。
年末にインフルエンザにかかってしまったこともあってか、
このところあまりドライブに行っていないなあと言う話になった。
手頃なところでどこがいいかと考えた挙句、その目的に三島を選んだ。
三島には、大きな神社もある上、柿田川湧水と言う湧水がでる景勝地があること
ここに行ってみたいというのが理由だった。
私は、目的地には朝一番から散策する
そのため、早朝、遠距離なら夜中に出発するが
さすが三島は近い
三嶋大社9時を目標にしても、家を6時に出発すれば間に合う。
時間検索をすると迂回して東名高速を使うルートが一番早いが
いそぐものでもないので、一般道メインで向かうことにした。
我が家からだと
逗子⇒鎌倉⇒茅ヶ崎⇒西湘バイパス⇒小田原⇒芦ノ湖を掠⇒三島・・・と約80kmぐらいの距離
実家に帰るのと同じぐらいの距離であることに今更ながら驚く。
柿田川は
富士山の伏流水が湧き出たもので、麓から川として流れてきたものではなく
三島の街に湧き出たものだ。
なので狩野川に合流するまでは、清流を保っている。
規模は予想より小さいが、水の綺麗さは長野の安曇野を思わせる。
早朝なので、観光客は少なく
地元の朝の散歩的な感じの人が多い、近所にこの様な散歩道があるのは羨ましい。
湧水部分は、人の手が加えられているが、
自然を壊さない程度なので許せる範囲だ。
川の周りは
小規模な湿地になっているので、緑が鮮やかだ。
小規模な湿地になっているので、緑が鮮やかだ。
清流に育つ自生のわさびにも最高の環境だろう。
川の中をよくみると
そこの砂地から水が湧き出ているのがよく判る。
湧き出る水は、どのぐらいの水量か判らないが
この川がここから始まるとすれば相当なものだ。
見晴台が2つあるが、
見晴らしと言われるほどのものではない。
我々が、眺めていると
青色の羽の鳥が横切った。カワセミだ。
コバルトブルーとは良く言ったもので
恐ろしく美しい
この感じ、年末に中国土産でもらった偽天目茶碗に似ているなあと感じた。