福永先生の提唱する日本古代史巡りも佳境に入った。
次は、香春一ノ岳の東南にある鶴岡八幡神社だ。
鶴岡八幡と言えば、普通なら鎌倉を思い浮かべる。
先生によるとここは、
神武東征が無かったと仮定し、神武が九州内を回っていたとするなら
ここが、神武即位の地、橿原宮であると言う。
古事記の記載をなぞると
神武が、熊本で生まれた。
そして九州各所を周り、広島⇒岡山⇒大阪⇒和歌山⇒奈良と渡り
最後は、奈良の橿原で即位とある。
和歌山 熊野を散策した際、神武の縁の地をみながら、神武の足取りを想像し
橿原神宮そしてその横の大きな陵をみた。
彼の足取りの壮大さに改めて感動したが、
ここで、神武が九州をでなかかったとすると、複雑な感じになる。
しかしここは、先生の説を正として、歩いてみた。
鳥居を潜り、神社へと入っていく。
まだ寒い2月だが、すでに梅が咲いていて、春が近づいていることを感じる。
ここが橿原宮の跡かとその当時を想像しながら歩くが
奈良の橿原宮の壮大さに比べると、あまりに小規模で、実際はこんなものかと思ったりもした。
綺麗な拝殿だが、神主不在で、残念ながら御朱印は頂けなかった。