三原の西国街道を走った時、駅前に石垣があることに気づいたが、そのままスルーしてしまった。
そして夜、改めてグーグルマップやら「城下町みはら散策マップ」などを見てみると
現在の三原駅は、三原城跡に作られたものであることが判った。

戦国時代に遡る安芸を治めていた毛利元就の三男の隆景、後に小早川家に養子に出され小早川隆景となったが、その彼が築いたと言われる大変由緒のある城だった。

三原と言う土地の関係上、北側の山の位置、西国街道の配置から、どうしても城跡に電車を通す必要になったのだろう、福山の様に広い平地がもっと北側にあれば城を交わして引かれたと思うが、
こうやって三原駅から天守台跡まで登ってみると、綺麗なかたちで城跡が残せなかったことが残念でならない。

三原の駅も、決して人の流れが多いとは言えず
ましてや夜に城跡に向かう人など、観光客か変わり者しかいないだろう。そんな中の1人が私な訳だ。
駅の光に照らされ、多分山茶花だろう・・・・綺麗に咲いていた。
イメージ 3



天守跡から駅方向をみると、お堀に沿って、駅の下部にも石垣が残っていることを確認できる。
写真中央のオレンジ部
イメージ 1


しかし、夜にしか行けなかったとは言え
暗くなっての城跡散策は、人影もなく、怖い感じもする。
イメージ 2


この天守跡には三原駅側からしかアクセスできないため、日常の通り道となっていないところが
静かな雰囲気に拍車をかけているのだと思う。