奈良国立博物館は、昨年の同じ時期に源信展を見に行っているので、1年ぶりとなる。
この展覧会は、公開期間が短くこの週末で終了してしまうが
我が家は8月5日に見学した。

この展覧会は、織物や刺繍で製作された仏達を展示するもので
国宝仏像展示に比べ少々地味な感じがするが、客の入りはそれなり、外国人にも盛況だった。

昨年末、當麻寺を参拝した際
綴織曼荼羅のことを知り、修復され夏に展示されることを知っていた。
それに今回は、私の場合大好きな中宮寺の天寿國繍帳も展示されているところが注目だった。
これは以前、中宮寺で偶然公開日にあたり、薄暗い中見た覚えがあるが、また拝めるのは幸せなことだ。

かみさんの興味は私とちょっと違う、着物着付けの先生をやっていることなどで織物系、昔の色ずかいなど
私が楽しみにしている視点とは少々違うところを楽しみにしているのが面白い。
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展覧会のうれしいところは、図録にある。
有名寺院などの仏像は個別に写真集などが発行され家でも簡単にみることができるが、このようなマニアックなものやこの秋東京国立博物館で公開される、千本釈迦堂の仏像群など
写真集化されずらい地味な作品が、詳しい説明付きで図録となるのは本当にうれしい。
しかしこの図録も、A4以上の大きさがあるので、収納も大変だ
我が家には1990年ぐらから年2~3ペースで見に行ったものが保管され今年で約30年
これを保管するだけでも大変だ。
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ここの博物館は、地下の食堂もゆったりしていてうれしい
メニューが少ないので、いつもカレー系になってしまうが
東大寺周りの昼時の飲食店は、どこもいっぱいなので、大変ありがたい。