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私の歴史好きは、小学校の担任と中学校の社会の先生の影響が大きい。
最終的に私は物理系に進んでしまったが、高校に進学するまでは歴史など考古学関係の職につければと考えていたぐらいだ。しかし、私の高校受験は最後の3教科だったので、授業も自然に理科社会の比重が軽くなってしまったが私は歴史だけは、色々と本を買って読んでいた。
中学修学旅行で京都奈良に行った際、今の私では考えられないが神社仏閣より、明日香村や古墳を見たかったがそれは叶えられなかった。

とは言っても関東に住んでいると超メジャーな古墳の見学は難しく
埼玉のさきたま古墳ぐらいしか行ったことがなかった。
まあ、古墳に行っても、小高い山程度にしか感じられない風景は大変地味ではあるが
併設する資料館に展示される、土器や石器などを見るのが楽しかった。
歴史と行っても、普通の人なら軽くスルーしてしまう古代史そこが好きになったのは
多分父方の実家が遺跡の上に立った家だったからだと思う。
庭には普通に縄文土器や矢じりなどが落ちていて、幼少期から慣れ親しんだからだと思う。

そんな少年期、年を重ねるとだんだん神社仏閣系に興味が移り、古墳への興味が弱まってしまった。
数年前、大阪に行った際も、仁徳天皇陵の横を掠めているのに大鳥神社を優先してしまったぐらいだから・・・

しかし今回は、家族の希望もあって黒塚古墳をみることになった。
年末にも実は立ち寄る予定にしてたが、展示館が年末休館になってしまったので今回になった訳だ。
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場所は、国道169号線沿い
南北に繋がる山の辺の道のほぼ中央に位置している。
周りには、10代崇神天皇陵や12代景行天皇陵がある。
そんな中の黒塚古墳
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33枚の三角縁神獣鏡がが出土された古墳として大変有名だが
私も正直この存在を知ったのは、ドラマ「鹿男あおによし」を見てからだった。
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これだけの出土品があるのだから、一体誰の墓かと思うが
分かっていないようだが、ただ古墳時代前期のものらしい・・・・
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近年、もう少し南の箸墓古墳は卑弥呼の墓ではないかと言われているが、
竹内睦泰著古事記の暗号を読むと
卑弥呼は、孝元、開化、崇神天皇時代の祭祀王だと考えれば、この界隈に墓があっても不思議ではない
ましてや貴重な三角縁神獣鏡がこんな沢山出土される状況からも、このエリアが大変重要な土地だったことは間違いないのではと素人ながら感じてしまう。
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