今日は本来休暇だったが、客先からどうしても打合せをしたいというので
わざわざ東京まで出てきた。
午前中無事打合せが終わり、そのまま家に戻っても良かったのだが
今東京中心で巡っている関東三十六不動霊場の1つを参拝してもいいなあと考えた。
家に戻りながら参拝するところは色々あるが、今日は目黒界隈にしようと決めた。
有名な目黒不動尊だ。
アクセス方法として、目黒駅からと目黒線不動前駅からの2通りあるが
目黒駅を選択した。
これは地形的なところも理由のひとつ
目黒は西に向かい下り、目黒川が一番低く、そこからまた登っていく地形になっている。
私の性格上同じ道を往復するのはいやなので、
目黒駅 ⇒ 目的地 ⇒不動前駅と歩くルートだ。
事前に地図をチェックするとその工程上に、「目黒寄生虫館」があった。
私の記憶では、この博物館は確か、山手線の五反田と目黒の間にあったと思うが・・・・
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スペースとしてはあまり広くないが、興味深い展示が多い
この様なテーマは実は身近なものだが、避けて通っている内容なだけに
少々マニアック臭が強いが、色々と勉強になる。

寄生虫と言えば、山口左仲博士が外せないが、彼のスペースも小さいながらつくってある
愛用の顕微鏡が展示されていたが、カール・ツァイス・イエナ製であるのには驚いた。
イエナ製は、先の大戦後、ロシア側が占領したツァイス、東ドイツ製
私もイエナのカメラレンズを結構持っているが、その描写力の美しさは、安価ながら驚く。
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そして、一般的に知られた回虫だの寄生虫が展示されているが
全てホルマリン漬けなので脱色され、真っ白なので気持ち悪感は殆どないと言っていい。

北海道のエキノコックスや北東北では命の危険もあるツツガムシの展示が特に興味深い
特にツツガムシの模型は、迫力がある。
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こんな虫が体に入っているのか?と驚いてしまうが
サナダムシの標本には目を引く。
真田紐に似ているからサナダムシと言う名前になったが、確かにそっくりだ。
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今日一番驚いたのは展示物ではなく
来館している人たちだ
ほとんどが外国人だった。狭い館内20人ぐらいはいたなあ・・・・・