12月29日、高野山口でゆっくり朝食を取り、高野山に向かった。
当初8時半から拝観スタートと予定していたが、年末の休暇とかで楽しみにしていた霊宝館が休館と知り
参拝計画を大きくみなおすこととなった。
加え九度山からのルートも土砂崩れとかで通行止めとなり
なんとも先日散策した、丹生都比売神社を掠め登ることになった
前日は雪だったようだが、この日は路面凍結もなくスムースだった。
なので高野山散策の大まかな流れは
10時半の奥の院で行われる弘法大師の食事 生身供を見ることを軸に
根本中堂、金剛峯寺を巡るルートを計画した。
高野山は、これらメインの寺院以外に沢山の寺院があり
それら全ての御朱印をもらうとなると200近くなるらしい・・・・

我が家は、季節の良い時期にまた参拝することを考えていたので
霊宝館を含め、次回の宿題を沢山残す結果となったが、それでも軸になる寺院はしっかり参拝しておこう。
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壇上伽藍に入ったのが9時
高野山は山の上の寺なので、落雷被害が後を立たないらしく
壇上伽藍もなんども火災にあっているらしく、山岳寺院の管理の難しさを感じる。
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気温0℃を下回る、凍るような空気の中
予想通り参拝客は、少ないが、わたしはもっといないと思っていた。
車をみると、我が家と同じく関東県からのナンバーも多く、ちょっと驚いてしまった。
中門を潜ると、日当たりのせいもあってか雪が随分残っている上、ところどころ凍っており
スノトレを持ってきて良かった。
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金堂で参拝後、右手の納経所で御朱印を頂く
ここで金堂と根本大塔のご本尊を頂ける。
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根本大塔は、朱色が鮮やかでとても映える建築物だ。
大日如来を中心に、黄金に輝く仏像たちがとても美しい。
本来、創建時はどこの仏像もこのように輝いていたのだろうが、
仏像は、風化した姿を見慣れているせいか、少々違和感を感じる。
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仏像の場合、
創建当初に戻すのがいいのか、現状維持がいいのかとても悩ましい。
修復などで修理されている場合があるが、どの時代に戻っての修復か
明らかに創建当時まで直すことはまずしないので、その基準とはどんなものなのだろう。
ちょっとまえ、平等院を綺麗に修復したが、ご本尊の如意輪観音は修復されていない。
これは、どう考えばいいのか、判断する人は大変だと思う。
違和感のあるきらびやかななタイ系の寺院
本来はこんな美しさだったはずなのだか・・・・

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奥の院の状況がわからないので
9時半には奥の院に向かった。