元来ネクタイは嫌いではないが
春から夏場は、首元が多汗のためしていない。
最近はクールビズで、ノーネクタイが公に許されるのでうれしいが、私は入社時からもう25年も夏場のノーネクタイは続けている。

秋、冬となると今度は首元が寒いので、ネクタイが外せない。

私の場合、アイビーが基本なので、紺ベースのドット柄か、レジメが多いが
近年は、亡くなったおじさんの膨大なコレクションを引き継ぎ、龍村さんの古代柄ネクタイを使っている。
全部比較していないが、多分龍村さんで発売された製品は全て所有していたと思われるので
その他古代柄のネクタイも所有していたので、50本以上引き継いだので、これから一生使っていく以上のものが増えた状態になっている。
私も50歳を過ぎ、初老の域に入ったとなると
若々しい柄より、この様な龍村の古代柄が似合うようになったのかと、複雑な思いもある。

ネクタイってものすごく好きなものができてしまうと、そればかり巻いてしまうが
幸い、おじさんの趣味なのか、同じがらを複数所有していたところもありがたい。

さて、今回立て続けにネクタイを褒められることがあった
1つは、飛行機JALに乗った際、私はいつもクラスJのシートを使うが
飲み物を頂く際、キャビンアテンダントから、素敵なネクタイですね・・・・と褒められた。
どんなことでも褒められるのはうれしいものだ。
その時のネクタイ柄はこれ、龍村の花鳥梅花文錦
正倉院裂の一つで、緑地に一見梅花と思われる六弁の花を互いの目におき、その間には瓔珞の如きものと小さい可憐な鳥を配した文様だ。
イメージ 1


そして今度は、先日の高松・土佐の散策時
SAで食事をとっている時
ここでは、ネクタイ着物柄ですか?と聞かれ・・・・古い文様ですと答えると
綺麗なネクタイですね・・・・と続けざまのお褒めの言葉に驚いた。
この時は、同じ龍村の桐に向鳳凰丸文錦
京の名刹壬生寺に今に伝わる壬生狂言、その狂言衣裳に使用されていた壬生寺裂の一つらしい
イメージ 2

ちょっとしたことだが
自分の気に入っている持ち物を褒められるのはうれしいものだ。