九州は全国一宮では西海道に区分されている。
その中で博多は筑前國であり、ここは2つ住吉神宮と筥崎宮を所有している。
1國に2社ある土地は、例えば山城國(京都)の上賀茂、下賀茂などあるが
なぜ一宮が2つ存在するのかは正直明確になっていないそうだ。
そもそも一宮は、その地のもっとも格式のある神社に与えられる称号だが、原則その地に1社
しかし、制定はとっても古く、創建当時は一宮だったかもしれないが、領主が変われば崇める神も変わってくるだろうし、創建時に微妙に2社が権威を争っていた可能性もある。
なので、現在、一宮がその地で一番の格式と言われても、人気や規模が他と比較して弱い場合も十分にある。
ただ言えることは、1國に2社あるということは、それだけ重要な土地であることにつきると思う。

そんは筑前國は、私には全然縁がない土地だが
歴史を紐解けば、日本の成り立ちに関係し、他国から文化が入ってきた一番のルートは
朝鮮半島から九州 博多となり、今でも賑わっているが、
その昔日本全国を対象にしても比較にならないほどの賑わいだったと思う。
そんなエリアに一宮が2つあったとしても不思議ではない。

筥崎宮(はこざきぐうと読む。
ここは地理的に海岸から鳥居があり本殿まで続く、神社と海のつながりが色濃く残るエリアになっている。
鎌倉の鶴岡八幡宮も同じだが、あまりに参道が長いと、海からの道は省略され、なるべく近い鳥居から入ってしまう。
実は今回も、ナビに頼って進んでしまい、私は一之鳥居からの参拝となった。
平日ってこともあり駐車場にはいれず、鳥居下の空いたスペースに駐車した。
参拝後、由緒書きをみながら筥崎宮の規模の大きさを知った訳だ。
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筥崎宮は、その昔八幡宮だったらしい
宇佐、石清水とともに日本三大八幡宮に数えられるそうだ。
今回宇佐にも行く予定なので、三大八幡宮を参拝できたことになるのはうれしい。
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導きの神である天狗面がとても印象的だった。
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