石山寺のあとは三井寺
当初、電車で最寄り駅まで移動を考えていたので、電車待ちの時間や降りてからの道などいろいろ考えていたのだけど、自転車移動を選択して、体力的には大変かもしれないけど、移動はスムースになった。
石山寺から三井寺までは、10kmぐらいある。
自転車の行動力を考えると、途中いろいろと寄り道しながら移動しても良かったのだが
国道1号を一直線に走ってしまった。
微妙な高低差はあるが石山寺から大津駅ちょい先ぐらいまではなだらかだが、
そこから西近江路を琵琶湖側に下って行くが、また三井寺付近では登りとなり、長距離ではないが足にくる。
今思えば、国道1号を通らず、もう少し琵琶湖側の道をゆっくり走っても良かったかなと後悔した。

三井寺は、さすがに人気の観光寺なので
観光客が多い。やはり場所にも影響するのだろう
石山寺は琵琶湖の南、瀬田川との合流付近だが、三井寺はより大津駅に近い京都より

仁王門で拝観料を払い拝観順路を確認した。
地図では広い境内がわかっていたものの、なんと西国札所は一番奥にあり驚いてしまった。
なので寺の散策は後回しにしてまずは金堂まであがりそこからは札所のある観音堂まで一気に進んだ。
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観音堂ではそんなに沢山の観光客はいなかったが
御朱印は少々待った。
西国を廻って思うことは、以前の醍醐寺でもそうだったが掛け軸タイプの納経軸を持って歩く人が多いことだ。
信仰心を感じるが、ちょっと不思議に思ったこともある。
御朱印のもらい方だ、
私の様に軽い気持ちで訪れ御朱印をもらう身では、御朱印をいただくための長い行列はちょっと勘弁だが
でもこの並ぶ行為も1つの修行だと思って時間を楽しむ様にしてる。
これは四国のお遍路でも同じだが、数十人で参拝に訪れ、本人はお参りだけで御朱印はツアコンらしきひとが数十冊の御朱印を積み重ねもらっている姿はどうかと思う。
御朱印をもらうなら、貰う行為もお参りに含まれると思うが、少々雑な気もする
でも、1人にまかせで御朱印帖渋滞していないのは寺側からすればいいことなのかもしれないが・・・

現在西国三十三ヶ所は御朱印を頂くと草創1300年と記された寺オリジナルの印が押される。
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この時点で11時10分ぐらい
電車移動を考えていた予定より1時間も早く動いてしまった。
なのでここから、本来逆なのだが三井寺をゆっくり見て回った。
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毘沙門堂
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微妙寺は三井寺5別所の1つだが、綺麗な十一面と不動が祀られている。
面白いのは現代ものだが、中国から贈られた金ピカの十一面が面白い
トーテムポールの様だ。
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村雲橋を渡り、右側 三重塔がある方向がとても美しい。
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室町時代の塔を移築したものらしいがこれもいいね。
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そして私の注目は、弁慶の引き摺り鐘
実はこれは、私の愛読書「梵鐘」の中にも当然記載がある。
奈良平安期の鐘として紹介されていたからだ
竜頭の手法、蓮華文といい奈良時代の名作だと分かる。
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最後に金堂をみて終了