広島駅を降りてすぐに原爆ドームがあると思ったらそうではなかった。

現在の広島市内の繁栄から
過去の苦しい歴史を感じることが難しい、
これは東京も同じこと

私がまだ小さい頃は、先の大戦に行っていたり、空襲を受け逃げた経験を持っている人も多く
話を聞く機会が多かった。
また私が小学生の時、流行ったと言えば言い方に問題があるかもしれないが
中島啓治氏のはだしのゲンは、随分と読んだし映画にも行った。
それに中学生の学芸会で、原爆投下後随分経過した時の劇をクラスでつくり、当時の広島出身の社会科教師に大変褒められた記憶もある。

こうやって広島の街を自転車で走っていて、随分と時が経過してしまった・・・と言うか完全の戦争があったことを
忘れていた。
東京でも、戦争を想像させるものは殆ど見つけられなくなった。

正直広島も二葉界隈を散策していてあまり戦争を感じなかったが
饒津神社に来て、その凄まじさを感じた。
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饒津神社は、とても広い境内だが、いたるところの石段が印象深く
本殿前の階段も幅広く、ものすごく面白い。
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一通り参拝を終え、
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ちょっと気になっていた手水社に行ってみると
これがなんと、原爆の爆風で飛ばされ粉々になったものを補修したものらしい。
爆心地から約2kmぐらい離れているが、
話を聞くとこのエリアでも完全に吹き飛んでしまったらしい。
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当時の荒れ野原が現在の美しい景観変わるまで、ものすごい尽力があっただろう。
今後このようなことが起こらない様、祈るばかりである。