この週末は、予定通り家族旅行で伊勢・奈良に行ってきた。

目まぐるしく変化する天気予報を1週間ぐらい前から気にしつつ、実際は2日とも晴天とはいかなかった。
しかし、決していやな雨でもなく、風情を楽しめたと良い方向に考えられる旅行だった。

実は私は、木曜日奈良にいて、その日の昼過ぎから風も強くなり雨予報が早まっていることを感じていた。
週末は雨でも仕方ないけど、風だけは勘弁だな・・・・と祈りつつ
金曜日の夜中、毎度のごとく24時に家を出た。

横須賀は雨ではなかったけど、高速に乗って静岡に入る頃にはもう降り始めていた。
道路は順調だったが、新東名浜松SA・・いつもおでんを楽しみにしているのだけど、どうもその付近の道路は工事中で渋滞表示が出ていたため、手前の静岡で東名に戻り、伊勢道へと入った。
新東名から東名に入る道は少ないので、急な移動の場合柔軟な対応が必要だ。
伊勢道は、名阪国道分岐までは走ったことがあるが、そこから伊勢までは初めて走ることになるので楽しみだった。すでに日の出も早く、界隈までくると十分明るく、満開の桜がとてもきれいだった。

事前情報では伊勢神宮は8時には外宮・内宮ともに御朱印がOKみたいだった。
境内を散策する時間を考え、7時半には外宮駐車場に入る計画で動くことにした。

早朝、6時から開いているマクドナルドを見つけ、そこでゆっくり朝食をとった。
外宮までは数キロの距離なので、早朝のすいている道を考えるとあっという間だ。
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予定通り7時半ぐらいには外宮に到着、微妙な雲域だが雨は大丈夫そうな感じ
表参道から参拝開始となった。

伊勢神宮は、外宮・内宮を中心に14箇所の別宮、43箇所の摂社、24箇所の末社、42箇所の所管社のトータル125の宮社の総称の様で、広範囲に跨り別宮、摂社をすべて参拝するだけでも気が遠くなる。
そこまで私は信仰心がないってことだ。

私の今一番楽しみにしている一宮めぐりと言う点でみてみると
なんと、伊勢神宮のこの2社は、一の宮には含まれておらず、
10kmぐらい離れた伊雑宮が志摩國の一宮で、
では伊勢の一宮というと鈴鹿にある都波岐奈加等神社らしい・・・・
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7時半と言う時間ながら、結構な人が奥から歩いてくる。
鬱蒼とした感じは、東京の明治神宮を歩いている感じに似ている。

御朱印を待っている人は全くいなかったが、
どうももっと早い時間からもらえる感じだった。
30分早く動いてもよかった。
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現在の正宮は奥にある。
式年遷宮される前のエリアが古殿地とされ、とても綺麗に整地されている。

式年遷宮
今回の遷宮では初めて、私は社を新しくして移すことを知ったが、
それは、広大な敷地と膨大な資金がないとできないことだよね。伊勢神宮クラスの神社の凄さを感じる。

本殿を参拝後、末社にも立ち寄り丁寧に手を合わせたが、全てが遷宮対象になっていて隣に土地が確保されているのには正直驚いた。

伊勢神宮のお参りする正式な流れは、外宮⇒内宮とのことだ。
なので我が家も、外宮からお参りしたが
社会人2年目のGWに、同期数人と伊勢にドライブにきた時、外宮にはいかなかったし、そもそも外宮の存在も知らなかった。

頂いたパンフレットをみると外宮の近所に、月夜見宮がある。
歩いてちょっとだがここは、内宮参拝後の時間との相談で決めることとし、次は内宮に向かった。

内宮は、一番近い駐車場の入り方がちょっと判りづらい
道路標識に従えば、このレーンが正しいのか??、初めてだととても不安になる
我が家の場合、丁度1台先客がいたので、その流れを確認できたため、ラッキーだった。

当然界隈には駐車場が沢山あるが、やはり一番近いところに入れたのは心理だ。
状況がつかめず車が並んでいると、何の行列か判らず、渋滞レーンを外れ先まで行ってこれが駐車場の渋滞だと判り、入りたい駐車場入口を掠め、ちがうところを探さなくてはいけないことになるのは悲しい。
ここの駐車場は、もう少し丁寧な注意書をもっと前に提示してほしいが
駐車場の入口は警備員がしっかり管理していて、ズル込みできないシステムになっているのは非常にうれしい。
でも、参道を散策するなら、参道入り口の離れた駐車場でもよかった・・・結果的にはね。

そんなことで、内宮到着はまだ8時半ぐらい
私のイメージでは昼ぐらいまでに入れば楽勝だと思っていたが、これはちょっと甘い判断だった。
でも我が家は、5分ぐらい待って無事駐車場に入れたので問題はなかったけど。
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宇治橋を渡ると、ああ・・・・以前ここに来たなあと記憶が蘇ってきた。

でもそこから先は、記憶が全くと言っていいほど消滅していた。
3月に放送したブラタモリも見ているので、イメージはついていたけど・・・・

内宮参拝では、あいにくの雨になってしまった。
でも、霧が立ち込め幻想的な雰囲気になった。
これは、早朝の奥入瀬渓谷を写真撮影のため訪れた時の雰囲気と似ている。
雨に濡れたつややかな葉は緑の色がより濃くなってきれいだ。

風もなく小雨程度だったので、歩くには全く問題はなかった。
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伊勢も桜は、丁度満開、今年は開花が遅れたので運が良かった。

さて
この日、ものすごくにぎわっていた雰囲気を醸し出していたのは
地元有力企業の参拝なんだろうねえ・・・、スーツ姿のサラリーマンの大行例がすごかった。

やっぱり
スタートを30分早くすればもっと空いていたのだろうが、こればかりは仕方がない。
この雨は、体の汚れを禊いたと考えれば、全て良い方向に考えられる。
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伊勢神宮は一宮ではないが
日本の一番重要な神社と考えれば、一の宮のくくりで問題ないと思う。
なので一宮の御朱印帖の空き用紙に書いてもらった。一の宮の御朱印帳は、通常タイプの倍ぐらいの大きさがあり、通常より大きい文字で書いてもらうと、より迫力がある。
でも、ここの御朱印って印のみの至って簡単なもの、少々表紙抜けしてしまう。

私の前に並んでいた老人は、私と同じことを思ったんだと思う
あまりにシンプルな上、どこの神社だかわからないので、印の他に伊勢神宮と書いて欲しいと頼んでいたが、丁重に断られていた。

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