横須賀なんぞに住んでいると、買い物と言えばちょっと足を伸ばして横浜
東京まで出てくることは滅多に無いようだが、私はもともと東京出身であるし
高校も目黒界隈だったこともあり、その帰り道、渋谷・原宿・青山などには良く行った。
そんな学生時代の行動範囲はあまり変わらないもので、いまでも良く散策する。
特に原宿から表参道、青山、渋谷のルートが好きだが、最近は随分と様変わりしてしまい、昔の面影はない。

8月ぐらいだったか・・・SOUSOUの青山店に行くため、フラフラしていると
1つ道を行き過ぎてしまい戻った道すがら、この岡本太郎記念館があることを始めて知った。
イメージ 1
その日は天気も悪かったのでスルーしてしまったが
今回、同じくSOUSOUで買い物をしたついでに入ってみることにした。

岡本太郎と言えば、力強い色彩豊かで且つ独特の表現力が魅力の世界的な芸術家だが
私は、晩年ではあるが彼が活躍していた時代を知っているし、彼の出演するCMなども見ている。
しかし、彼の代表作である太陽の塔と言えば、大阪万博
私は生まれていたが、実際に行ってはいない。
オヤジが見に行ったみたいだが、当時のアサヒグラフが何故か家に置いてあって、太陽の塔の部分は好きで良くみていた。
その後、働く様になって頻繁に伊丹空港を利用し、京都までバスで移動する途中に
なんども太陽の塔をみるたび、一度は生でみてみないと・・・・と思いながら、一度も見に行っていない。
太郎さんの作品は好きだが、その程度のファンである。

しかしなんとなく気になってこの記念館に入ってみた。
イメージ 7

この地に土地を持っているだけでも、スゴイが、それなりの大きさの庭には
沢山の作品が並んでいる。私は特に彼の角が生えた作人が大好きだが、この鐘は実にいい
イメージ 2

そして太陽の塔の顔に似たこの作品も太郎らしさが漂っているが
イメージ 3
気になったのは、作品もそうだが
その後ろに沢山植えられているバナナの木だ。
実をつけているものもある。
東京のど真ん中でビニールハウスでもない屋外で育つのか・・・・と正直驚いた。
イメージ 4
早速入場料を払って中に入るが
目玉は、彼のアトリエだろう・・・・そのまま保存されているので、
いまでも作品を作っているのでは??と錯覚してしまうぐらい
イメージ 5
記念館内は正直、ここをみてしまうとあとは、これと言ってインパクトのあるものはなく
ちょっと物足りなさを感じるが、太郎の作品を間近で見られただけでも良しとしよう。

帰りにまた庭の作品をみてふと見上げると
2階のベランダから太陽の塔が置かれているのをみてとても嬉しく思った。

イメージ 6
庭も室内も撮影は自由なので、
作品と一緒に記念撮影するのもうれしい。