私がいつも通勤時に下車している、京浜急行の南太田駅
ちょうど朝の6時に駅を降りるタイミングなので、時を告げる梵鐘の音が心地よい。
最近では、めっきり鐘の音なんか聞けなくなり、寂しい限りである。
近所を気にせず打てるのは、大晦日ぐらいかもしれない。
家と家の距離が近くなったこともあり、音にはとても敏感になってしまった。
以前、社宅に住んでいる時も、大好きな南部風鈴をベランダに下げていたら、音がうるさいと注意されてしまったことを思い出す。
寺をめぐると、梵鐘はとても目立つけど、あまり気にもせずスルーしてしまうことが多い様だ。
私は、子供の頃から結構好きだったが、つく機会はあまりなかった。
形が魅力だが、それぞれに独特な模様があったり、文字が書かれたりして、興味がそそられた。
東大寺の馬鹿でかいものも凄いと思うが、やはり年代的に古いものがいい。
昭和51年に発行されたこの本は、梵鐘のバイブルと言っても良い本だと思う。
一度読み出すと、これがなかなか興味深い内容で、あっという間に読んでしまった。