私がスーツを着るようになったのは、バブルの時代
肩パットバッチリのダブルのスーツやダブダブのツータックのハイウエストのトラウザーが
いかにも流行りともてはやされ、特にアルマーニはその最上の服とされていた。
とは言っても、そんな服を自分の周りできている人がいなかったのも確かだった。
 
私は、アイビーの流れが大好きだったので
基本ブレザーで、主にVANやKENTを好んで着ていた。
その後、青山のボストンテーラーを知り、自分のスーツ像が完成される訳だが
それまでは、やはり雑誌のチェックは欠かさなかった。
大学1年のときに、メンズノンノが創刊されたが、私の好みはやはりMEN’S CLUBだった。
そんなことで、関連書簡は随分と購入したが、大きめの雑誌はもうほとんどすべて処分され
今は、手元にこれが残っている。
 
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ネクタイは、スーツ姿の中で小さなポイントだが
印象は大きく変わる要素を持ち、ありがたいことにスーツに比べれば安い価格で購入できるので
例えばブレザーを1つしか持っていなくても、ネクタイがいくつかあれば、色々と変化を楽しめるので
学生時は大変ありがたかった。
 
この雑誌は
全体的に流行を取り入れたジャケットなどにネクタイを合わせているので
なんとなく古い雰囲気が漂っているが、ネクタイは相当特殊なものでなければ、ドットだったりレジメンタルの基本柄は今でも問題なく使える。
 
でもネクタイの時代感を感じるものは、大剣の幅にあると思う。
古いTV番組では、紐の様に細いものから、まるで食事の時のナプキンをつけている様な幅広までみることができるが、流行にはとても敏感なものである。
 
上記の雑誌は1988年発行であるが、レギュラーサイズは大剣約8cmと書いてある。
 
今私がメインでつかっているネクタイの大剣の幅は約9cmで1cm幅広だが
最近は多分このサイズがスタンダードなのだろう
でもこの1cmで印象は結構かわってくる。
 
 
ではこのネクタイの幅はどのように決めていくか
これは、スーツのラペル幅と同じが無難といわれる。
現在の量販スーツはラペル幅がおおよそ9cmなので、9cmのネクタイが無難なチョイスだが
私が、オーダーするボストンだったりCaidではラペル幅8cmでつくっているので、8cmが定番になる
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写真では見づらいが左が9cm、右が8cm
 
前記事で紹介した
龍村のネクタイはすべて8cmで作られているので、私の好みにピッタリくる
なんとなく細身に感じるがスーツを合わせると8cmは正解
 
体型が太め、痩せによってもネクタイの幅は大きく印象を違えるが
私の体には8cmはベストサイズなんだと思う。