久しぶりに青森の南部地区に行ってきた。
この時期、さくらんぼを買うのが目的だが、その他にこのエリアには私の大好きなものがある。
八助梅だ。
梅と言っても正確には杏なのだが
この八助の梅干は、果肉がたっぷりで本当に美味しい。
 
私が幼い頃から食べていた梅干は
俗に言う梅漬けで、今高級品として流行っている紀州の南高梅に代表される
茶色い梅干ではなく、紫色の汁につかった梅干である。
 
父方の祖母が作っていたが
毎年時期になると、売るほど送ってきて
食卓やら弁当には必ず出てくる。
 
桃やソルダムなどの生産農家であった祖母が、梅も作っていて
それを自分で漬けていたんですね。恐ろしく大きい梅干だったので
弁当箱に入れると、ごはん部分がすべて赤紫に染まってしまうぐらい・・・
減塩なんて言葉はなく、恐ろしう酸っぱかった・・・
 
祖母は、そんな漬けた梅を砂糖で煮てくれた。これが物凄く甘くて美味しかった。
その甘く煮た梅干を、これまた自分で作った紫蘇を塩漬けしたものに包んで、食べさせてくれた
これがまた、シソの香りが半端なく、美味しかった。
 
祖母が亡くなって、梅干も市販ものを食べる様になったが、美味しいけどインパクトがない。
そんな時、青森に単身赴任となり、南部で立ち寄った道の駅で売っていた梅漬けを食べ
祖母を思い出してしまったのが数年前、
機会があれば購入し食べている。
 
観光地の土産屋に、梅のしそ巻きが売っているけど
甘すぎたり、しその味も香りも感じないものばかりで、美味しいけど物足りない・・・
 
今回久しぶりに名川のチェリーセンターで、このしそ巻きをみつけ、沢山買ってきてしまった
 
イメージ 1
 
梅は八助をつかっているので、味わいも食べごたえもある。
ちょっと梅に甘味が少ないけど、シソの香りと味わいが物凄く、祖母を思い出してしまった。
 
東北生活が嫌いじゃないので
この様な食材が簡単に入る、単身赴任時代がなつかしい・・・
パッケージに生産者と電話番号が書いてあるので
すべて食べたら電話して送ってもらおう・・・