先日のテレビ番組で、鎌倉三十三観音巡りを放送していました。
対象となる寺には、何度も参拝したことがあるので
鎌倉三十三観音の事は、以前から当然知っていましたが
参拝目的として、
三十三観音だからと言う感じでは、巡っていませんでした。
しかし、今回初めて札所巡りをテーマに参拝してみようと思いました。
今日は少々寒い1日でしたが、
物凄く天気が良かったので、予定通り決行しました。
自宅から鎌倉は、横須賀線に乗ってすぐですから
鎌倉には、行こうと思えば毎週行ける環境なので、
三十三箇所を1日とか2日・・・物凄い勢いで巡る必要もなく
全て巡るのも来年になってもいいかな・・・的な、ゆるい参拝を考えています。
三十三観音巡りは、
1番から33番まで順番どおりに参拝する必要もないそうなので
エリアを絞って、何回かに分けることにしました。
順繰りに巡ると、不可能ではありませんが、位置的にちょっと厄介です。
どこから巡っても良いと言っても、
スタートはやっぱり1番から始めたいので、まずは杉本寺を目指しました。
距離は鎌倉駅から歩いて2kmぐらいでしょうか・・・ゆっくり歩いて30分ぐらいの距離
しかし、今回は出来るだけ体力を温存すべく、鎌倉駅から初めてバスに乗って、杉本観音バス停まで
10分もかからず到着・・・・やっぱりバスは早い。でもご利益は・・・・どんなものでしょうね(笑)
12月も半ばですし、塩害影響もあるので期待していませんでしたが、紅葉がそこそこ綺麗です。
テレビでも放送しているし、天気も良いし・・・観光客もさぞ多い・・・と思いましたが
やはりこの寺はいつもの様に静かです。
鎌倉三十三観音巡りをするのであれば、当然外せない寺ですが
1日程度の観光で、遠方から来られる観光客には、やはりここは場末ですね。
八幡、大仏と比較すると、やっぱりマイナーゾーンです。
有名な苔の階段は、何度か紹介していますが・・・
この寺の一番の見ものは、鎌倉最古の寺として、すばらしい仏が祀られているところです。
運慶はあるし、行基に慈覚大師とビックネーム揃い。
杉本寺は
天平6年(734年)に光明皇后の御願いにより、藤原房前と行基に命じ建立したのが始まりです。
光明皇后と言えば、東大寺の大仏殿建設の時代ですね。
鎌倉と言えば、どうしても源頼朝って思い浮かびますが、彼が活躍する300年以上も前に
すでに天皇家の目が届いていた訳ですね。
今回、鎌倉三十三観音巡り用に御朱印帳も新しく買いました。
この寺は、坂東札所の第1番にもなっているので
坂東・・・巡り用には、それ様に名前を書いた御朱印が売られていますが
鎌倉用の専用御朱印帳はありません。
ここで、一番初めに参拝をスタートすると、左上に「発願」の印を押してくれます。
これでめでたく、三十三観音巡りのスタートってことですね。
次は、朝比奈方面に向かい、
竹寺で有名な第10番札所の報国寺に向かいました。