今回のプチドライブの主目的は、小田原に行くこと。
小田原って、我が家からは50Kmぐらい・・・・東京の実家に帰るより全然近いのに、殆どと言うか
私の記憶の中では町を散策した想い出がありません。
通過することがあっても、例えば、小田原城を見学したことも無いんですね。
どうも、我が家から伊豆方面は近いけど、混雑するってイメージが強く、足を遠ざけます。
 
小田原と言えば、小田原城・・・・かまぼこも有名ですが、私の目的は
この「ういらう」・・・・今の言葉では「ういろう」を買うためです。
 
自分で言うのもなんですが、私は少々まめな性格なので
帰りに寄るところも、朝の段階で場所をチェック・・・・ナビもあるし道を間違えることはないですが、周りの雰囲気を知って置きたい・・・・と言いますか心配性なんですね(笑)
 
え・・・・小田原城って国道沿いにあったっけ?
と思ってしまうほどの立派な城
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どこぞの城好きか成金かと思わせる立派な建物・・・・
実は、これが「ういろう」を販売している「外郎藤右衛門」の店なんですね。
これは間違え様がありませんね。
 
さて「ういろう」
 
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薬と一緒に同封されている紙には、概暦が書いてあります。
後小松天皇や足利義満なんてなんて名前から始まります。室町時代ですね。
霊宝丹と言う名前から、その当時の帝から透頂香と言う名前を賜ったそうです。
当然秘薬として継続されたと思いますが、有名になったのは歌舞伎十八番の「外郎」としてや、十返舎一九の東海道中膝栗毛で有名になった、日本製薬界の初祖とあります。
 
古くからの秘薬系の薬ですから、効能は凄いです。何でも効く感じです。
胃痛、食中毒、消化不良、食欲不振の胃系の病から
肝臓、めまい、疲労、せき、頭痛、日射病、高山病、強壮、歯の痛み、声のかすれ・・・など、効能を読んでいるだけでも、万病薬であることが判ります。
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仁丹みたいな感じと思って頂ければ間違いないです。
味もそんな感じです。
大体直径3mmの丸薬、一回に10から20粒のむ・・・・この数も凄いですね。
我が家には、真ん中の箱、3,000円のものをストックしています。
 
義理母が愛用していて、私が実家に行って、何かあると必ずこの薬をもらい
効くので、我が家にも置いているのですが
その昔は、一見では買えない様なことを言っていました。
 
ネットで検索しても、通販では駄目、対面販売のみの様です。
今回、私も初めてだったので、家にある古い箱を持って、店に入りましたが
特に、チェックされることも無く購入できました。
 
いつもの3,000円の箱・・・・
昔と変わっていないなあ・・・・と箱の記載を読んでいると
多分10年ぐらい前は、3,000円で637粒入りでしたが、現在は同じ値段で428粒と
値段は変えず、商品量を変化させるという、スナック菓子と同じ方法を取っていたのには、ちょっとがっかり
してしまいました。
 
この万能薬、1日仮に30粒服用で薬代は、200円強、高いとみるか安いとみるか・・・・