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いきなりの表紙に、興味のない人は全く反応しない本です。

私も、当時の戦争の内容を紐解くにあたり、彼の著作「我が闘争」も読んだし、関係する映像資料や本はそれなりに持っているので、今更ヒトラー伝説なんて書いてあっても、予想がつくので買うつもりはありませんでした。

でも表紙の上に・・・・・・意志の勝利の完全DVDとあったので、迷わずゲットしてしまいました。

意志の勝利、ヒトラーの映像で必ず使われる1934年ニュルンベルグ ナチス党大会のドキュメント映画ですね。
ナチスの中で、私が最も興味を持っている3人
1人は、「第三帝国の神殿」で有名な建築家シュペーア、そしてオカルト系地政学者のハウスホーファー、そしてこの映画の監督リーフェンシュタール・・・・
このリーフェンシュタールは、ご存知の通りこの映画と1936年のベルリンオリンピックの映像監督として有名ですね。
元女優と言う美貌の持ち主1934年、昭和で言うと9年と言う時代に、物凄い画期的な映像美を映し出しています。そしてこの作品は国家の宣伝にも使われているので、記録映画としても大変興味深く、当時の映画フィルムを比較しても、恐ろしい程の美しさです。

内容が内容だけに、日本での販売もなかなか見当たらず、それでも探せば6000円程度で購入できるものでしたが、今回の雑誌の付録として完全収録盤が1200円で購入できるとは驚きでした。

1934年、当時は多分表面的には良い方向に向かっていただろうドイツ・・・・国民の熱狂も凄い、それだけ国を救ってくれると信じていたのでしょう・・・・
歴史は繰返す、それを紐解けばおのずと未来が見えると、ノストラダムスの有名な言葉ですが、確かに日本の隣国でも今だこの様な国を造って廻りに迷惑をかけているのですから、歴史は繰返す・・・あたっていますね。

当時の歴史を学ぶ上でも大変貴重な映像です。