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現在東京ではハプスブルグの展覧会をやっているみたいですね・・・・11月の帰省には是非行ってみたいです。

さて、ハプスブルグと言えば、約600年の歴史を誇る神聖ローマ帝国・・・・

これだけ歴史があるので、誰か1人選べといえば物凄く難しいですが、私はやはり、マリアテレジアを選びます。

多分、ハプスブルグ家の最後に輝いた皇帝(女帝)かも知れません。

彼女は1780年に亡くなっていますが、彼女の没後にこの1780年のマリアテレジア銀貨を発行しています。

大きいですね、500円と比べてみるとその大きさの違いに驚きます。1ターレル銀貨です。

銀の含有量が833のなかなかの純度の硬貨です。

この銀貨は、オスマントルコに代表される東方(レヴァント)との貿易のために発行された硬貨なので、レヴァント・ターレルとも呼ばれています。

1780年と銘が打ってあるので、当然その年だけに発行・・・と思いけやなんと1960年代ぐらいまでヨーロッパ各地で発行され続けていたそうです。色々な国に権利を譲渡したらしいのですが、すごいですね200年近くも作られ続けていたんですね。

私が所有しているものは、大変きれいなので、多分1900年台それも中盤に入ったものだと思いますが、この大きさ、質感、模様の美しさが気に入っています。

マリアテレジアは、ご存知の通り16人の子供を生んだお母さんですから、この硬貨は安産守りとしても使われていたと聞きます。

私は、以前紹介したチャレンジコイン的な意味合いも含め、お守り気分でいつも財布に入れています。

しかし・・・・・その効果はあまりありませんが・・・・

なかなか目にすることがないと思いますので、身近なハプスブルググッツとして参考にしていただければと思います。