予想もしないものから、全く知らなかったものに出会えることってありますね、これってとても楽しいですね。ちょっと漠然とした表現ですが・・・。

その一例は、先日より紹介している香水屋のサンタ・マリア・ノヴェッラですね。

この店との出会いは、実はハンニバル・レクター博士をキーワードに見つけたものです。

先日、久しぶりに「羊たちの沈黙」をDVDで観ました。最近嵌っているローマ時代のハンニバル・バルカ・・・ハンニバルつながりでちょっと気になったんですね。

そんな大好きって映画でもないし・・・まあちょっと気持ち悪い系・・・なんて印象。
この映画は、上映当時大変話題になって、多分レクター博士の奇行ぶりから、世界で恐ろしい人の中の1人になったと思います。
アカデミー賞も取ったので物凄く有名になりましたが、その当時はジョディー・フォスターの美しさとアンソニー・ホプキンスの存在感・・・・映画の内容としてはちょっと見るに耐えないシーンがあるなあ・・・程度の印象しかありませんでした。

しかし、今回映画を見直してみて、物凄くハンニバル・レクター博士に興味が出てしまいました。実在した人物ではありませんが(笑)
羊たちの沈黙では、惨忍なシーンがあるものの、レクター博士は、ジョディーが演じるクラリスには、とても紳士的な対応をしています。
レクター博士という人物像を考えながら見ていくと、また別の印象がもてる映画でもあります。
そんなことで、レクター博士に関連する他の映画を色々調べてみると、彼の年表とも言える・・・・以下の作品があることが判りました。

.魯鵐縫丱襯薀ぅ献鵐亜瞥直・青年時代・・・彼の性格形成の理由が判る)
▲譽奪疋疋薀乾鵝淵ラリスとの出会いで彼が何故幽閉されていたかが判る)
M咾燭舛猟戚曄淵ラリスとの出会い)
ぅ魯鵐縫丱襦10年後のクラリスとレクター博士は・・・)

と、4部作になっているんですね。公開年度はバラバラですが・・・
多分、羊たちの人気で、色々追加製作されたのしょうね・・・

即、私はレンタル屋に走り、これらの作品を全て借りて観て見ました。

基本的にレクター博士と言えば「カリバニズム」が注目されてしまいますが、私はそんなところより彼の知的な部分にちょっと嵌ってしまいました。
彼は、有名な精神科医であること・・・・以上に彼の知識の多さが物凄い魅力。

その1つが香りフェチだったこと、そこで彼が愛用していたとされるノヴェッラを知り、そしてもう1つ注目点は、彼がクラッシック音楽通でその中でも物凄くバッハ作曲のゴールドベルク変奏曲が大好きであること・・・・私も大好きなグレン・グールドの演奏が好みであるらしい・・・・特に4番目の映画では、ゴールドベルグが沢山ながれる、なんとも物悲しい旋律がより映画を引き立てて印象的になっています。
まだまだ何回も見ればよりマニアックな発見があるかもしれませんね。

さて、最後に話題にしたゴールドベルグ変奏曲ですが・・・、
先日TV放送していたアニメ版「時をかける少女」にも使われていましたね。
このアニメ、良いおやじの私ですが、学生時代のことを想い出して・・・・物凄く好きな作品なのですが、ゴールドベルグ変奏曲が使われているとは今までは気付かなかったです。
演奏は、グールドのものと随分テンポが違うので、違う曲みたいに聞こえますが(笑)

まさか「レクター博士」と「時をかける少女」がゴールドベルグ変奏曲つながりであることは思いも寄りませんね。