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暇になると戦争映画を見てしまう私・・・それも伝記系
土日の車移動では散々パットン将軍の映画を流していたので、部屋に戻ってからは久しぶりにロンメル将軍の映画をみました。私が一番尊敬する軍人…ニミッツ元帥とパットン将軍との比較が難しいですが・・・

さて紹介する映画は、1951年に製作されたもので当然白黒です。
(原題:THE DESERT FOX:砂漠の狐・・・・ロンメル将軍の愛称ですね)
あらすじは・・・・・
イギリス兵がロンメル将軍を暗殺するため潜水艦でドイツ駐屯地に刺客を送るが、失敗しイギリスのデズモンド・ヤング中佐は捕虜となる。
捕虜達は戦場をドイツ軍と一緒に移動・・・・あるドイツ兵から前線に出て将校・・・・ヤング中佐に対し、前線に出て白旗を揚げる(ここにはお前達の仲間にいるぞ・・ってことで)様に命令されるが、それは捕虜に対する国際法に違反するとヤング中佐は反発・・・ドイツ兵に銃殺するぞと脅されるところで、ロンメル将軍に止められる。

ここでヤング中佐は、ロンメル将軍に興味を抱き彼を調査する・・・そこからこの映画が始まります。この映画はヤング中佐(劇中に本人も出演)の書いた本をベースにつくられたものだそうです。ある意味実話なんですね。

いかにも戦争映画・・・って感じの戦闘シーンは殆どなく、ロンメル将軍の人間性を纏めた素晴らしい内容です。彼は、面白いもので、戦いが決まる重要なタイミングには必ず病気だったり、帰省していたりして、現場にいないんですよね・・・この辺はとても重要です。

映画では特に後半、ロンメル将軍が自殺を促されるシーンは心に残ります。
彼は、入院中や自宅に戻った時にレジスタンスである旧友を頻繁に会っていることで、ナチの上層部から睨まれていた上、また以前からロンメルの功績を良く思っていない上層部もいたことで、それらが入り混じっていたのでしょうね。
この部分はあくまで推測・・・映画では、暗殺に関与した風に見えますが・・・これは判りませんね。
あくまで裁判での判決を希望するロンメル・・・しかし、家族の命の保証が出来ないと脅されるシーンは、本当に辛い選択・・・名優ジェームス・メイソンの演技が光ります。
この映画は、ロンメルの功績より彼は何故死んでしまったのか・・・と言う部分中心に描かれています。

メイソンが着た制服類はロンメル将軍の本物を着用しているそうです。
ピッタリ似合っているのには驚きます。



また、ヒトラーの暗殺未遂シーンもちょっとだけあります。
この春上映された映画・・・ヴァルキューレ作戦ですね・・・・トム・クルーズとは雰囲気の違うシュタウフェンベルクと、爆弾の入った鞄・・・爆破のシーンとヒトラーが無事に建物から出てくるシーンです。

1時間30分程度の短い映画なので…あっと言う間に終わってしまうって感じです。