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今はちょっとご無沙汰のカメラの趣味。

最近は、コンパクトのデジカメで撮る程度ですが、約10年ぐらい前は、物凄く写真を撮っていました。
基本はキャンノンのEOS-1Nです。デジタルの一眼レフは持っていません(悲)


当時、私は風景写真をメインにしていたので、色々な有名カメラマンの写真集も見ていたし、竹内先生の写真講座(通信教育)も受けていました。
そんな、カメラマンの中であの美瑛の写真で有名な前田真三先生が特に好きでした。

先生は、ハッセルブラッドと言うスウェーデンのカメラを使っていて、私も是非そのカメラを買って見ようと思いました。
ハッセルは6×6(通称ロクロクといわれ、撮影されたネガは6cmの正方形)の大きさ、一般には中型カメラと言われるもので、普通の35mm(3.6cm×2.4cm)のフィルムより随分大きいです。
なので、ブローニと呼ばれる120と言うフィルムを使います。

上から見るタイプのカメラで、映像は逆に写ります。なので慣れないと手持ちでの撮影は難しいので通常は三脚を使います。ローレライのカメラも同じ様に上からみるタイプですね。
露出計がついていないので、完全マニュアルの機械式カメラです。
バッテリーが無いので、寒い冬でもバッテリー切れになることがなく、どんな厳しい状況でも撮影することができます。

このハッセルブラッドの売りは、なんと言ってもレンズにドイツのツアイスを使っている点ですね。
また、このカメラは、あのアポロ計画で月面写真にも使われたものでも有名ですね。
カメラは、ハッセル、時計はオメガでしたね。

高額のカメラでは、ライカが有名ですが、中型が欲しかったのでこれを選びました。

15年前でも私が持っている、501と言う入門機でも30万程度しました。
日本のカメラでは、ペンタックス67やマミヤと同じ部類ですが、やはりコンパクトさはハッセルに軍配があがりますね。
価格も・・・仮に尾内予算で日本のカメラを買ったなら、プラス望遠のレンズもつきましたが・・・
なので、今でもレンズは購入当時の80mmのプラナーのみです(笑)

日本のカメラはカタログ上のスペックで言えば、間違いなく世界一、その描写力は抜群ですが、なんと言うか味わいがない・・・特に人を撮ると差がでると私は感じます。
綺麗に撮る、シャープな写り・・・どれも間違いなくカメラに求められる一番の要素ですが、プラス味わい・・・この味わいは日本には無いんですよね。

フィルムの大きさにも差がありますが、やはりツアイスのレンズの方が私は好きです。
なので、大事な記念には必ずこのカメラを使っています。

明日は、娘の卒業式・・・暖かい横須賀でも桜はまだなのでちょっと残念ですが、大事な記念の一枚を撮る予定です。