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今日は、1日ゆっくりしています。
昼ごはん前に近所の温泉に行って・・・あたたまり、映画なんぞ見ながらくつろいでいます。
喉かな・・日曜の午後です。

さて、今日は久しぶりに大好きなシャーロック・ホームズのTVトラマを見ました。
イギリスのグラナダテレビが約10年に渡って製作した、傑作です。

今までに製作されたホームズの最高と歌われた、ジェレミー・ブレッドのホームズは本当に素晴らしい。

このドラマでは、原作そして当時のイギリスを正確に再現しているので、セットも衣装もリアルです。

よくあるホームズ像のツイードを着た田舎臭い服装とは大違いです。
考えてみれば1900年前後のイギリス ロンドンの紳氏が、街中でツイードの鹿撃ち帽やインバネスを着て歩いているなんておかしいですよね。
やはり黒を基調にしたフロックコートのはず・・・原作本の挿絵のシドニー・バジェットの絵には、やっぱりツイードは描かれていませんね。

それと、ワトソン博士・・・この作品まではデビット・バークが演じていますが、これも今までのワトソン像と違います。
ホームズの事件解決談と言うのは、基本ワトソン博士が書いたということになっています。

今までの映画などは、落ち着きのない・・・おどおどしたワトソン博士って印象ですが、原作の何処を読んでもそんな人間が書いた風には読めません。
仮にも厳しい戦争を経験した医者ですし、あの変わり者のホームズと対等とまでは行きませんが話しをし、一緒に住んでいた人物・・・なんで今まではあんな描かれ方をしたのか不思議です。

このドラマでは、当然、しっかりした紳氏として描かれています。そこがまた実に素晴らしいのです。


ホームズは、この最後の事件で、宿敵モリアティー教授とライヘンバッハの滝で相打ちしたことで終わっています。
原作者のコナン・ドイルもこの辺で話を終わらせようって考えてらしいのですが、読者は許さなかった訳ですね。
続編は「空家事件」からまた復活することになります(これはまた後日紹介しますね)


話が出てきましたが、モリアティー教授・・・ホームズの宿敵として有名ですが、原作では殆ど出てきません。
このドラマでも彼が出てきたのは、この話と「赤毛連盟」ぐらい・・・です。

モリアティー教授は、名優のエリック・ポーターが演じています。
彼も原作のイメージ通り、いるだけで怖い・・・・物凄い存在感です。



この最後の事件は、
ホームズに何度も悪事を邪魔をされ・・・怒り狂ったモリアティー教授が、直接対決を挑む話です。
ホームズは警察と協力しながら、モリアティー一味の逮捕に繰り出しますが、ドンのモリアティーは旨く逃げてしまいます。
ホームズも、安全のため国外を脱出し、モリアティーの影を感じながらスイスまで旅行しますが、そこでとうとう直接対決になり、有名なライヘンバッハの滝で2人とも落ちてしまう・・・と言う終わり方です。

次は、空家事件を紹介します。