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昨夜自宅に戻ってきましたが、関東も冷えていましたね。
案の定、今日の午前中は、横須賀も、横浜も雪が降っていましたね。寒い訳だ・・・・

そんな事で、今日は傘の話題・・・

私は、元来あまり傘は持たない人でした。適当にビニール傘を使っていたのですが
学生の頃、ジェレミー・ブレットのシャーロックホームズを見るようになって、古きイギリスが好きになってしまいました。
そこで、イギリスと言えば色々ありますが、傘やステッキに注目しました。
ステッキなどは、普通に使うことはないので、傘ですね。

そこで、イギリス紳士が使うとてもスタイルの良い傘を捜していた時、この店を知りました。
多分、皮製品で有名な会社って印象がありますが・・・・「スウェイン・アドニー・ブリッグ」です。

スウェイン・アドニー・ブリッグは、1750年、ジョン・ロスによりロンドンのピカデリーで創業されたのがその始まりです。
1798年にジェームズ・スウェインがその事業を購入しました。

1780年に、ジョージ三世の馬用のむちメーカーとして、王室御用達になっています。
議会開催の折に女王が馬車で国会議事堂へお出かけになりますが、その御者が使うむちもスウェイン・アドニー・ブリッグ製です。

それまでスウェイン・アドニーという名称だった会社は、第二次世界大戦中に傘作りで知られていたトーマス・ブリッグ・アンド・サン社を買収し、スウェイン・アドニー・ブリッグとなりました。
同社は1836年にセント・ジェームズ・ストリートで創業し、傘、ステッキ、狩猟用の鞭などを製造していました。

しかし、当時でも結構な価格(今でも£210:日本円で約3万)だったので、手が届かないなあ・・・なんて思っていたら、アメリカのとある通販会社で、セールしていたので、そこで買いました。

しっかりした厚手の生地で出来ているので、既に20年近く使っていますが、駄目になったところがありません。
取っ手の経年劣化や石突の減りなどありますが、全然問題ない程度です。
20年も使っているので、当時たとえ3万でも十分元が取れています。

この傘の特徴は、やはり骨の丈夫さと生地・・・傘を開くとググッ・・・と生地が引っ張られる音がします。ここで適度な張りがある訳です。それと開いた時の姿ですね。
こうもり傘とは良く言ったもので、横からみると本当にこうもりが羽を広げているような形をしています。とても綺麗なRを描いています。

王室御用達の証であるロイヤルワラントが誇らしげについているのも、大変地味ながら魅力です。

日本では、私のかみさんが前原さんの16本骨の傘を使っていますが、良い傘は本当に丈夫で長持ちします。

傘は忘れやすいし、水に当たるので骨が錆びたり、また強風によって骨が折れたりと・・・あまり長く同じものを使う習慣のないグッツかもしれませんが、これこそ良いものを長く・・・の代表格かも知れません。