いつの時代も、芸能人が着る服は、ファッショントレンドであることは間違いないですね。
古い映画で印象深い服も当然あります。
多分、カラー映画になってよりリアルになってきたと思いますが、そんな中やはり映画「大脱走」でのマックイーンの服装は、未だに人気のある着こなしになっていますね。
マッコイなどから、忠実に再現された服一式が発売され、マックイーンフリークには必須のアイテムになっていますが・・・・・やはりちょっと高すぎです。
例えば、この青いトレーナー・・・・私は、10年ぐらいまえ・・・多分一番初めの復刻だと思いますが、当時1万ぐらいで購入しました。たかがトレーナーに1万です。
革ジャン(A-2)などは、20万クラスでした。 そんなものちょっと買えないよ・・・って感じで、当時色が良かったので、無理してトレーナーだけは買いました。
なにせ初期カラーの映画なので、このトレーナの色がグレーである様な色合いに見えますが、やはり青が正解ですね。
映画でマックーンは、この姿で登場します。インパクトありすぎでかっこいいです。
多分20才代前半の設定、大学生であること、アルバイトでオートバイに乗っていたなど自分の履歴を話すシーンがあるので確認できます。
それと、ドイツ将校に、くってかかり独房に入りますが、その時アメリカ軍のエビエイターでキャプテン(大尉)であることに拘っているシーンも大変面白いですね。
このマックイーンのスタイル・・・特に復刻のA-2は、20万もの高額でありながらすぐに売れてしまう人気商品・・・形に忠実な上、お腹周りがきつめなので、メタボ体格はNGです。
特徴はなんといっても、胸のヒルツと書いたネームタグですか・・・・・
そんなことで、私のあり合わせでマックイーンをコーディネイトしてみました。
A-2の革ジャン、青のトレーナ(劇中では、七部袖ですがこれはちょっとやりすぎなので普通に)、そして肌色系のチノパンをあわせます。
高額な復刻ものでなくても、なんとか形にはなりますね。この格好で良く歩いています(笑)
ここで、この服装について時代考証をしてみると、A-2は良しとして、トレーナにチノパン・・・ドイツ軍の捕虜になった設定でこの格好はちょっと可笑しい感じです。
どうみうてもトレーナーは、無いでしょう。
それにこのパンツ、細いです・・・まるでアイビーリーグ系・・・完全にトラッドトラウザースですね。
第二次世界大戦でのユニフォームでこんな細いトラウザースないと思います。
これは、明らかに映画様にアレンジした服装といわざるおえませんね。
まあ、映画ってこんなものでしょうね、実録ドキュメントではない訳ですからね。
しかし、40年以上ものスタイルですが、今の世代に受け入れられるか・・・ここは微妙ですかね。