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岩手県には特別天然記念物として指定されているものが4件しかないそうです。
その中の貴重な一つ、根反と言う土地にある大珪化木を紹介します。
一戸町の貴重な観光地でもあります。

珪化とは生物の枯死体や遺体などが地中の珪酸の浸透によって珪酸質に変わる化石化作用のひとつですがが、簡単に言えば、木が何らかの影響で化石化したものと考えればいいでしょう・・・・

この「根反の珪化木」は、この地に生えていたものが、火山灰によって覆われ、珪化したものらしいです。
写真のものは、直径2m、高さは約6mあり、日本で見られる珪化木では、最大級です。
この木は、セコイヤメスギと呼ばれる杉の一種、メタセコイヤなんかを思い浮かべればいいのかも。
今から1500~2500万年前のものらしいです。
凄いですね。もう良く分からないぐらい昔の木、日本で採掘される石炭の原料がこの木です。

今回この場所を始めて訪れました。
今年の冬に一度トライしたのですが、場所が良く分からず戻ってきた経験があり、今回も少々迷いました。
国道4号線から5キロぐらい山間に入る場所、カーナビでも名前は出ていますが、道路が表示されない様なところです。
特別天然記念物に指定されながら、多分なかなか目にすることがない、貴重なものだと思います。
色々と調べてみますと、この界隈一帯にこのような珪化木が沢山みられるそうです。
大変貴重なエリアだと言えます。


アップの写真みると、中々ですが、下を流れる根反川の浸食から守るため、コンクリートで下部を補強しているところが少々難な感じです。
しかし、この貴重な珪化木を守るためには仕方がないんでしょう・・・
このコンクリートも年月がたてば風化して、いい感じになることを期待します。

そして、秋を感じさせる写真を最後に
この地では、米の収穫が始まっています。
秋の風物詩ですね。丁度天気がよくなったので、物凄く綺麗な写真になりました。