私が住む青森県と岩手県にかけて一戸から九戸・・・と戸(へ)の付く地名があります。(現在、四戸と言う地名はありませんが・・・)

苗字でもこの地名を使っている人も多いです。

この戸って、どんな意味があるのか・・・ネットなどで検索しても色々書いてあるますが
先日、二戸の町でもらった「二戸市まちづくり推進課」で発行している小冊子に、簡単に説明が書いてあったので、参考までに・・・

伝説によると鎌倉時代、甲斐の国の南部三郎光行が軍功によってこの地方を授けられ、軍馬育成に適した土地でもあり、この地を9つの戸(牧場)に分けて放牧飼育を行っていたといわれています。

戸の意味は牧場なんですね。馬が関連しています。
特に五戸では今でも馬肉が有名ですね。

当時、この地方から産出する馬は「戸立ちの馬」と呼ばれる高級ブランドで、年貢として中央政府に納められていましたが、この広大な官営牧場を経営するために設けられた行政区分の名残が引き継がれ、現在の地名として残っているとのことです。

なお、この戸いついては、嵯峨天皇の文室綿麻呂軍による爾薩平・閉伊征伐の祈り、軍が進めた行程が現在の一戸から九戸までの軌跡を示すといわれているそうです。

自分が育った町は、小学校などの勉強の一環で歴史などを学ぶと思いますが、違う土地に引っ越したりすると、なかなか町の歴史までは、調べないですよね。ましてや大人になったら
純粋に子供が・・・戸の戸ってどんな意味と聞かれ、答えられないことから色々調べましたが、勉強になります。