偶然つけたテレビで、テレビ寺子屋の再放送をやっていました。
服部幸應さんを講師に向かえ、「食育の世界」についての講演でした。
昨年11月放送の再放送です。

食育を3つのポイントに集約してお話されていました。

1つ目はどんなものを食べたら安全・安心で健康になれるかということを選ぶ能力を育てる。
2つ目は食文化を継承する。
3つ目は食糧問題を考える。

私は後半の3つ目が特に印象に残りました。
日本の食料自給率・・・最近では冷凍食品問題で、輸入食材について注目されていますが、なんと39%なんですね。ネットなんかで検索すると40%って書いてあるものが多いのですが、1%減少しています。それと驚くのは日本の残飯量は世界1番だということ、飽食の日本であることが分かりますね。
食料を自給できないくせに、沢山捨てているってこと・・・これは問題ですね。
・・・
さて、この自給率ですが他の先進国では色々と手を打って上昇傾向らしいのですが、日本は着実にダウンしている様です。ちょっと大げさですが、昨日偶然見ていた「バブルへGO!!」の映画で、やっていた90年の日本人の感覚と全く同じ・・・今の生活が永遠に継続する「将来を楽観的に考えている」・・・・と感じました。
と言っても自分も、普段の生活では、何も考えていないに等しいですが・・・・

カロリーベースによる食料自給率ですが、日本で100%を超えているのは、北海道と宮城県抜いた東北地方だけなんですね。東京なんか1%、大阪は2%と言う数字。
それにこの数字を支えている生産農家は殆どが高齢者なので、単純に考えても時間とともに減っていくことは目に見えています。

青森・岩手に住んでいると、最近県内産の食材にこだわって・・・なんて店が物凄く増えています。
上記の数字からも、一概には言えませんが自給率が満足している県だかららこその取り組みなんですね。


生きていく上で大事な食事、今後の食を考えると厳しい時代ですね。
海外輸入の食材の問題・・・それ以前の、海外輸入を頼らなくてはいけない状況こそが、問題だと感じます。