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久しぶりに遠野でも行って、民話の世界に浸るのもいいなあ・・・なんて思っていたのですが、今週は寝不足もあって少々億劫になってしまい・・・結局 浄法寺町(正確には二戸市)にある天台寺に行くことにした。

1200年余りの歴史を持つ北東北の古刹、奈良時代にあの行基が開山したといわれているが・・・少々疑問が残ります。
ここは、先々代の今 東光師、そして先代の瀬戸内寂聴師が住職を務めたことでも有名な寺。
既に寂聴師は住職をおやめになられたが、年1回??の講話の時は大変な賑わいを見せるそうです(残念ながら私はその時には行ったことがないです)

そんな天台寺ですが、国指定需要文化財に指定されているものの、観光地化されていないのでひっそりとした古刹、大変地味な感じの寺です。
当然この時期に参拝する人など殆どいないので、いっそう寂しさが伝わります。

本尊は、桂泉観世音なのですが、私は木造の薬師如来坐像の方が物凄く好きです。心が和む・・・そんな表情をしています。

仕事の事、その他色々な悩み事を聞いてもらう・・・・私が勝手に思っているのですが
年に数回ここに訪れ、御朱印を書いてもらう間、この薬師如来の前に座り、色々聞いてもらうんです。

なにも答えは言ってくれませんが、心の思いをぶちまけると・・・なんとなくすっきりするんですね。
特に、誰も訪れない冬が特にいいですね・・・雪が積もった長い階段を登るのも苦にならないのが不思議です。