ダウンのフィルパワーに対する思わぬ反響がありましたので、ちょっとまとめて見ました・・・・

イギリスのPHデザイン社のHPに記載されている内容が一番分かりやすいので、少々拝借します。

ピー・エイチ・デザイン(P.H design)は、英国アウトドア業界の草分け「マウンテン・イクイップメント」の創設者でもあり、ダウンマイスターとしても世界的に有名なピーター氏が作り出ずタウンジャケットです。
まあ、ダウン業界では高嶺の花のメーカですね。

さてフィルパワーとは(以下HPから拝借します)・・・

「ここ数年、ダウン製品の各メーカーは品質を表示するためにフィルパワ一を使用しています。
フィルパワーとは1オンス(28g)のダウンが自然に膨らんだ状態を立方インチで計測する方法です。
800立方インチ膨らめば800フィルパワーと呼び、数値が高いほど上質なダウンと言えます。正式な機器の測定による世界最高数値です。

オフィシャルな測定方法としては約3日間の測定期間が必要です。ちなみにアメリカとヨーロッパではフィルパワ一の表示方法が異なります。

基本的には計測器の違いにより、アメリカ基準の表示はイギリスを含むヨーロッパ圏基準より約10%程高く表示されます。
比較すると、ファーストクォリティーが640FP(使用最低数値)の場合、3日後には最終値720FP~740FPの数値が出ます。この場合約10%高いアメリカ基準では800FP~850FPと表示しますがヨーロッパ圏では700FPと表示します。」

従ってザ・ノーズフェイスはアメリカ基準なのでヨーロッパでは800FPとなり、ヨーロッパ規格でも最上級の品質となります。
膨らんで保温力がアップする訳なので、恐ろしいほど小さくパッキングできます。


多分、アパレル系のダウンジャケットではこの表示は無いかもしれません・・・でもE・バウアーはありましたね。
スポーツ系のダウンを買う場合、この数字が保温能力の目安になります。

しかし、一般的なジャケットの場合あまり気にするものでもないでしょう、現在では殆ど650FPクラスが使われています。しかし、粗悪品があるので注意が必要です。要は、ダウンの下処理がしっかりされていないものですね。独特の油分が浮出てくるものがあるようです。私がアメリカの通販メーカ大手のカベラスのアラスカジャケットはそうでした。

このフィルパワーの数字が最もリアルに効いてくるのは寝袋でしょう。
寝袋ではフィルパワーが大きい方が寒冷地仕様になってきます・・・。

アウトドアーメーカでは、モンベルがとても買いやすく性能も満足できると思います。
マニアックなところでは、ナンガと言う会社も日本の縫製にこだわっている素晴らしいメーカです。
上記のメーカはジャケット、寝袋ともに所有しているので、実際に使用した感想です。