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B‐3が大衆化したことによるアビレックスの功績は大きいけど、本物仕様となると問題があります。本物にはハンドウオーマーはないし(全面に手袋用ポケットが1つだけある)、肘部が別皮で補強されているなどのポイントが違っています。そんなより本物に近い製品が、マニア憧れの会社が、ウイルス&ガイガーだったんです。

古くはヘミングウエーが愛用していたサファリジャケットなどが有名で、本物志向のアメリカの老舗アウトドアーウエアーのメーカーとして1900年の初頭に誕生しています。当然軍にも各種納品実績があり、マッカーサーが着用していたА-2は、ここの製品と言われていた?(でもこれはどうも、メーカーイメージを上げるための嘘と言われている)とも言われています。しかしフライトジャケットでは、アヴィレックスの遥か上を行くメーカーであったことは確かです。

このメーカは一時期、会社を閉めていたようですが、アメリカでの復活を期に、日本での参入を果たしたのは、新宿三越の南館が出来た時、その目玉として1階にオープンました。
以後三越が独占販売していました。
当時は、アメリカ製の定番品を売るエリアと、ビジネス仕様(ダーバンが製作)の売り場と分かれて展開し、なかなか大きなスペースを割いていましたが、段々と規模が縮小され、最後には撤退(通販大手のランズエンドが買収)してしまい。今では殆ど見なくなってしまいました。

少々マニアックすぎたこと・・・、アウトドア-ウエアが90年代に入って新素材をガンガン導入した中、ここのメイン商品は、伝統の綿素材に拘っていたこと・・・などが、日本でも受け入れられなかったんだと思います。
LLビーンやノースフェイスに代表されるアウトドアーウエアーメーカは、巷では完全に定番化されていますが、例えばスイスのオーチェ社は、アルペンスキーのツルブリッケン氏が強かった時は盛んに宣伝されていましたが、今ではあまり聞きませんね。
日本での定番化は、幾ら歴史のある老舗と言っても、よっぽどの事がないと難しいんだと思います。あとはファッションリーダー的な有名芸能人が着ているとかですね。

当時ヘミングウエージャケットは、定番商品なので何時でも買えると思っていて購入していなかったため、今では本当に悔やまれます。
さすがに撤退してもう5年ぐらいは経過してしまったので、シャツなどの日常品はともかく
A―2やジャケットなどは、長く大事に着る様にしています。
復活が望まれるメーカーの1つです。