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十和田市から八戸市に向かう途中に六戸町があります。

偶然通りかかったら、大きな茅葺屋根の家があったので、立ち寄ってみました。

道の駅「ろくのへ」(メイプルふれあいセンター)の一角に六戸町の重要文化財として復元・展示された、旧苫米地(とまべち)家です。
「苫米地」 なかなか馴染みの無い名前ですが、この地では有名なんです。
他にも甲地(かっち)、下栃棚(しもとちだな)、歌手で有名な小比類巻さんなんかも、あまり聞きなれない名前ですが、この界隈では有名な苗字です。
初めてだと、どの様に読むのかまず聞かないと分からないですね。

この苫米地家、説明には江戸後期に造られたと書いてあります。当時の豪農だったんでしょう。
猪苗代にある野口英世の生家と比べても、大きいですね。
家の右側には小さいですが厩があり、これは遠野地方の曲り家と良く似ています。
馬も家族の大事な一員だったんですね。

この様な家を見学していつも、昔の人は大変だったんだ・・・・・と感じます。
特に冬ですね。どう考えても、これじゃあ寒いです。
防寒具だって今の様に高性能なものはなかったでしょうし、まあ苫米地家クラスの豪農ならあるかも知れませんが、その他の農民は、想像を絶する生活だったと思います。
ちょっと前までは、東北の人は家族と離れ出稼ぎ生活を送っていました。
そのような厳しい環境にも耐えた東北人の強さの源がここにあるんでしょうね。
今の軟弱な私には、絶対にまねできないです。