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青森と岩手の県境(南部地方)の餅は、米ではなく小麦の場合が多い。米が貴重だった時代の名残だと思うが今でも普通に食べられ、いわばファーストフードと言って良い。しかし、最近では結構な田舎であっても、普通にコンビニもマックもあるので、小麦餅を食べるのは昔を懐かしむ大人ばかりで、子供には人気がないようだ。

その昔を懐かしむ大人の1人である私は、じゅねみそを塗り、炭火で焙った串もちが大好きである。
この「じゅね」とは、南部地方での呼び名で、私の田舎では「じゅうねん」だった。正式
名称をエゴマと言い小さな実である。ゴマと言いながらゴマ科ではなくシソ科であるのがなんとも厄介な話。基本的に擂って食べることが多く、見た目にはゴマとの違いが分からない。

私の田舎では、お盆に供えるおはぎ(ぼたもち)として、じゅうねんをまぶして食べていた。おはぎといえば、小豆、黄な粉ここまでは、一般的だが、じゅうねんをまぶすか?ゴマをまぶすか?で食習慣が分かれるところ、私はぜったいにじゅうねん派だ。

最近では、エゴマ油が健康に良い・・・・・とか、韓国料理でエゴマの葉と肉を一緒に食べるなど・・・・エゴマの知名度は随分上がっているようだ。
またこの地域で有名な南部せんべいにもじゅね入りがあり、じゅうねん好きにはうれしい。