「ニキビ跡にはどんなレーザーがいいの?

 (ニキビ跡治療の第2段階)」

韓国クリニック、ロダム漢方クリニック釜山店、ニキビ跡、ニキビ改善、肌管理、肌ケア
 

ニキビ跡には、どのレーザーを受ければいいの?

 

今回はニキビ跡治療シリーズ第2弾として、
ニキビ跡治療について詳しく解説していきます。

まず前回(第1段階)では、
ニキビ跡治療の考え方である「3Rリペア」の流れと、
第1段階である Regeneration(再生)
つまり
凹んだ部分に新しい組織を作り、肌を持ち上げる工程についてご紹介しました。

 

今回は、第2段階である「Remodeling」の工程について見ていきましょう。

Remodelingとは、
再生によって持ち上がった新しい皮膚と、
ニキビ跡周囲の組織を整える工程
と考えていただくと分かりやすいです。

 

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「瘢痕を整える」とはどういうこと?

ニキビ跡は、
単に凹んでいる部分だけが問題なのではありません。

瘢痕の周囲には、

 

 

 

線維化によって皮膚が硬くなっていたり、
盛り上がっている部分(膨隆)が存在していること
が多く見られます。

特に、ニキビ跡がデコボコして見える場合

  • 凹んでいる部分 → Regeneration(再生)によって持ち上げる

  • 盛り上がっている部分 → Remodeling(整える)

この両方のアプローチが必要になります。

 

写真でイメージすると…

仮に写真で説明すると、

  • 赤い部分:凹んでおり、持ち上げる必要がある部位

  • 青い部分:盛り上がっており、整える必要がある部位

このように、同じニキビ跡でも役割の異なる治療が必要になります。

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Remodelingで使うレーザーはどう決まる?

瘢痕を整えるRemodelingの工程では、
瘢痕周囲の線維化がどの深さまで及んでいるかによって、
使用するレーザーが変わります。

 

大まかな目安は以下の通りです。

 

 

真皮上層 比較的浅い層の線維化には、

  • ピコフラクショナルレガートオーパスといったレーザーが適応になります。


◼ 真皮中層まで及ぶ場合

この場合は、より深部にアプローチできる治療が必要です。

  • RFニードル

    • ポテンツァ、シルファームX、バーチュRF、シークレット

  • エルビウムグラスレーザー

    • フラクスプロ、リサーフFX、モザイク、アイコンXDなどが該当します。


◼ 真皮下層まで及ぶ深い線維化

最も深い層まで線維化が及んでいる場合には、

  • ウルトラクリアウルトラパルス・アンコアといった高出力レーザーが必要になります。

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レーザーは深さだけで決めるわけではありません

もちろん、
瘢痕の深さだけでレーザーを選択するわけではありません。

ただし目安として、

  • 浅く、細かいデコボコが中心のニキビ跡
    → ピコフラクショナルやレガートのみでも効果が期待できるケース

  • 周囲が大きく盛り上がり、深い線維化があるニキビ跡
    → ウルトラクリアやウルトラパルス・アンコアが必要なケース

このような傾向があります。


Remodelingは1つのレーザーでは完結しない

このように、
瘢痕を整えるRemodelingの工程も、
1種類のレーザーだけで完結するものではありません。

そのため、ニキビ跡治療では
必ず複合的な治療が必要になるのです。


治療の完成度はここで8〜9割

Regenerationで凹みを持ち上げ、
Remodelingで周囲を整えることができれば、
治療の完成度はおおよそ8〜9割に到達している状態といえます。

しかし、それでも
瘢痕の輪郭(エッジ)が表面に残る場合があります。

その場合に必要になるのが、
最終段階である「Resurfacing(再表面化)」です。


次回は、この
Resurfacing=皮膚表面を整える“削る工程”について、
詳しく解説していきます。

「ニキビ跡にはどんなレーザーがいいの? (ニキビ跡治療の第1段階)」

 

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以前、ニキビ跡の治療には3つのアプローチが必要だとお話ししました。

自分に合った治療法を理解し、段階的に進めることで、成功するニキビ跡治療が可能になります。
ここでは、3Rリペアのステップについて、さらに詳しくご説明いたします。

第一段階:新しい組織を補う「Regeneration(再生)」

凹んだニキビ跡には、新しい組織を補って盛り上げることが必要です。
これにより、凹みが目立たなくなります。

凹みに組織を補うためには、次の2つのステップが重要です。

ニキビ跡に固まっている癒着組織を切り離す

できた空間に再生物質を注入し、新しい組織の生成を促す

このプロセスを経て、凹んだ部分に新しい組織が補われる Generation(再生) が完成します。

 

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どの施術を受ければよいのか?

代表的な施術は以下の3つです。

セサル針コラセラピー

MiraJet(ミラジェット)
CureJet(キュアジェット)


これら3つの施術はすべて、ニキビ跡に固まった癒着組織をほぐす施術です。


下記の表で比較して確認することができます。

 

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個人的には、セサル針コラセラピーを最もおすすめします。


ただし、施術経験が豊富なクリニックで受けることが重要です。
セサル針コラセラピーは「マイクロサブシジョン」と呼ばれることもあります。

再生物質の選び方

施術後の効果を高めるためには、再生物質を併用することが推奨されます。
代表的な再生物質には以下があります。

PN(リジュラン)
Juverux(ジュベラック)
Lituo(リトゥオ)

どれも優れた再生物質ですが、ニキビ跡治療では 再生能力に加えて、空間を保持できる少し粘度のある物質 が望ましいです。

そのため、Regeneration(再生)ステップには粘度のあるPN製剤をおすすめします。
もしJuveruxやLituo系を使用する場合は、ヒアルロン酸と混合することを推奨します。

癒着をほぐし、再生物質を注入することで、
ニキビ跡にしっかりと新しい組織を作ることが可能です。



次のステップである Remodeling(リモデリング) と Resurfacing(リサーフェシング) については、

次回の投稿で順番に詳しくご説明いたします。

 

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「ニキビ跡にはどんなレーザーがいいの?
(ニキビ跡治療のステップも紹介)」

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「ニキビ跡、どのレーザーを受ければいいですか?」
 

残念ながら、ひとつのレーザーだけで

ニキビ跡を完全に治療することはできません。

 

「では、ニキビ跡はどう治療すればいいのですか?」

 

そこで、分かりやすくご説明いたします。

この方法で治療すれば、ニキビ跡もしっかり治せます。

 

 

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ニキビ跡治療には 3つのアプローチ が必要です。


Regeneration/Remodeling/Resurfacing

これがいわゆる 3Rリペア です。

 

 簡単に言うと——

ニキビ跡を

“盛り上げる / 整える / 削る”

 

この3つのプロセスを組み合わせる必要があります。

 

以下、動画でも分かりやすく解説しております。

https://youtube.com/shorts/OPLDF78KaSI?si=t3XZQ4KYJ6o1EqMc

 

 

 

ニキビ跡治療を正しく理解するためには、

単に肌の表面だけを改善するのではなく、

自分の肌状態に最も適した治療法を見極めること が大切です。

 

 

✔️ Regeneration(リジェネレーション)
凹んだニキビ跡に 新しい組織を補い、盛り上げる段階。
 

 

✔️ Remodeling(リモデリング)
盛り上がった組織を 周囲の皮膚と馴染ませながら、癒着した組織をほぐす段階。

 

 

✔️ Resurfacing(リサーフェシング)
デコボコした表面を 均一に削り、なめらかに整える段階。

 

良いニキビ跡治療は、ひとつの施術だけで成り立つものではありません。

3Rリペアという 段階的な複合治療 を行うことで、より高い効果を期待することができます。
 

 

ニキビ跡でお悩みの方は、
ぜひ自分に合った治療法を確認しながら、
3Rリペアによる根本的な改善を目指してみてください。

 

 

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自分の肌がどんな状態で、

どんな特徴があるのか 一度チェックしてみることが大切です.

 

 

 

特にニキビにお悩みの方は、

どんなケアや治療が必要かは 自分の肌に合った方法で進めることが重要です.

肌状態に合わせたアプローチで、 より効果的なスキンケアを

 

 

 

📍韓国|#ロダム韓方クリニック釜山

 

 

 

 

こんにちは。
ロダム韓方クリニック釜山のチョ・ヒョンギ院長です。

 

当院には、さまざまな原因による傷跡のお悩みでご来院される方がいらっしゃいます。
代表的なものには、手術痕・ニキビ跡・縫合痕・整形手術後の傷跡などがあります。
傷が大きかったり目立ったりすると、それだけで大きなストレスになりますよね。

 

しかし時には、大きくない傷であっても、小さくて目立つ傷のほうがかえって気になることもあります。
実際に「とても小さいけれど、どうしても気になる」とご相談に来られる方も少なくありません。

傷跡というのは、「ある」というだけで十分に気になるものなのです。
 

特に女性の場合は肌が明るく、日常的にメイクをされるため、
「ファンデーションが傷跡に入り込むのが気になる」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

本日ご紹介するのは、
大きさは小さいけれど目立ちやすい“毛穴タイプの傷跡”の治療症例です。

鼻の中央に、小さな毛穴のように見える傷跡があったケースです。
 

これは、過去に鼻に膿を伴うニキビができた後、炎症が深くなり、
アイスピック型のニキビ跡として残ってしまったものでした。

ぽつんと突き刺されたような形のこの傷跡は、ちょうど鼻の中心にあったため、
正面から見ると特に目立ち、患者様もそれをとても気にされていました。

 

 

CASE 
20代女性/鼻のアイスピック型ニキビ跡

 

HISTORY
過去に治療経験なし

REPORT 
毛穴に膿が溜まり、圧出したことが原因でできた鼻のニキビ跡。
コラセラピーを6回施術し、治療終了。

施術前 (20.10.08)

 


コラセラピー3回後
 

まだ傷跡の形は残っていますが、
少しずつ境界線がぼやけてきた様子が見られます。

特に3回目以降からは、凹みがしっかりと埋まっていく変化がはっきりと確認できました。

 

コラセラピー5回後

 

施術5回目の時点で、周囲の皮膚とほぼ同じ高さまで傷跡が埋まり、
残りの1回は仕上げとして行い、全6回で治療を終了いたしました。

正面から目立つ部位にあった傷跡だったため、
改善の効果がはっきりと感じられ、患者様のご満足度も高い結果となりました。

このように、小さな傷跡であっても #コラセラピー(CORA Therapy) による施術は可能です。
少しでも気になる傷跡がございましたら、ぜひ一度ご来院いただき、ご相談ください。

傷跡というものは、大きさの問題ではなく、存在するだけで大きなストレスとなることがあります。
「これくらいなら…」と我慢せず、
気になる傷跡があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

こんにちは。
ロダム韓方クリニックのチョ・ヒョンギ院長です。

 

 


本日は「ドットピール」についてお話ししたいと思います。

最近、特定のコミュニティなどで「セルフドットピールでも効果がある」と話題になり、

ご自身でドットピールを行う方が増えているようです。

ですが、その危険性や副作用についての情報はまだまだ少ないのが現状です。

今回は、ドットピールの原理から注意すべきリスクまで、詳しく解説していきます。

 

TCAドットピールとは?

 

まず「ドットピール」とは何かをご説明します。

ドットピールとは、TCA(トリクロロ酢酸)という強い酸性の溶液を、

傷跡に直接垂らす治療法です。この酸が化学反応を起こし、皮膚が凝固→再生反応を誘導することで、

陥没した傷跡などに皮膚の再生を促す効果を期待します。


しかし、TCAは非常に強い酸であるため、使い方を誤ると様々な副作用が発生する可能性があります。

 

TCAドットピールの副作用①:傷跡の拡大

最も多い副作用は、傷跡の密集した部分や再生力が低下している「アイスピック型」傷跡に使用した場合に起こります。

たとえば、傷跡が密集しているエリアに3点ほどドットピールを行ったとします。

一見、再生が起きそうですが、実際には再生されるどころか、

傷がつながってより大きなクレーターになってしまうケースがあります。

また、小さなアイスピック型の傷跡に使用した場合でも、すでに皮膚の再生力が落ちていると、

傷跡がさらに広がり、小さかった傷が丸く広がったローリング型傷跡の大きな傷になる危険もあります。

ですので、セルフで行う際は十分な注意とアフターケアが必要不可欠です。

 

TCAドットピールの副作用②:皮膚の変形・やけど

TCAは強い酸のため、正しく使わないと火傷のような皮膚変形を起こすこともあります。

たとえ本来なら他の治療で十分改善が可能な傷跡だったとしても、

TCAによって皮膚にダメージを与えてしまえば、

その後どんな治療をしても綺麗に戻すことが難しくなることがあります。

さらに、セルフで行う場合、ピンポイントに正確に薬液を落とすのは非常に難しく、

間違って健康な肌に落ちてしまうと、新たな傷跡ができるリスクすらあります。

 

使用するなら…限定的に

それでもどうしてもドットピールを試したい方は、「再生力がまだ残っていて、

傷跡の縁が盛り上がり固くなっているタイプのアイスピック型」にだけ使用するのが比較的安全とされています。

それ以外の箇所に無理に使用するのはおすすめできません。

 

ドットピール後の管理方法

ドットピールの後は、皮膚の再生を助けるためのアフターケアが非常に重要です。

再生が追いつかないと、かえって傷跡が広がったり深くなる可能性があります。

十分な保湿や、再生効果を高めるドレッシング、外用薬の使用など、しっかりとした管理を心がけましょう。

 

最後に

私はこれまで10年以上、傷跡治療に携わってきました。

その中で、本来ならきちんと改善できたはずの傷跡が、

ドットピールによって悪化し、広がってしまったケースを数多く見てきました。

現在は医療機器や薬剤も進化しており、より安全で効果的な治療法がたくさんあります。
だからこそ、リスクの高い治療を無理に選択する必要はないと私は考えています。

 

今回は「ドットピール」についての基本と注意点をお伝えしました。
今後もおすすめできる治療法と共に、

このように注意が必要な施術についても、動画やブログを通じて発信してまいります。

どうぞ引き続きご覧いただければ幸いです。

 

ありがとうございました😊

 

 

 

 

 

 

こんにちは。ロダム韓方クリニックのチョ・ヒョンギ院長です。

 

本日ご紹介する治療事例は、頬とこめかみのニキビ跡についてです。

 

#ニキビ跡治療 を希望される患者様からよくいただく質問の一つに、

「ニキビがまだ進行している状態でも、#ニキビ跡治療 を受けても大丈夫ですか?」というものがあります。

 

今回ご紹介する患者様はまさにそのケースで、
頬全体に進行中のニキビがありながらも、

圧出ケアを行いながらクレーター型ニキビ跡の治療も並行して進めました。

 

施術は、左頬に #コラセラピー を5回、
右頬と左こめかみに #コラセラピー を2回行いました。

 

患者様は2週間ごとの来院が難しい方で、
1ヶ月以上の間隔を空けて施術を行ったため、
約1年かかりましたが、実質の治療回数は5回で終了しました。

 

多くの外国人患者様も、

この方と同じような施術間隔で来院されることが予想されるため、

ご紹介いたします。

 

Case
10代男性、思春期ニキビとニキビ跡

History
瘢痕治療の経験なし

Report
左頬のニキビ治療とコラセラピー治療をまず開始 → 右頬+こめかみへコラセラピー追加
コラセラピーは左頬5回、右頬+左こめかみ2回の合計施術で終了


[左頬]左から19.01.02(施術前)

19.02.20(3回施術後)

19.12.26(5回施術後)

20.05.15(6回施術後)

 

状態がより重かった左頬です。
上から順に、施術前にはニキビとローリング型のニキビ跡がありました。

ところどころに膿疱ができた皮脂が広がっています。

3回目の施術後には、うねうねとしたクレーターがかなり緩やかになっているのが見て取れます。
また、ニキビも徐々に減少し、施術後の赤みだけが少し残っています。

5回目の施術後、6ヶ月経って来院された際には、施術後の赤みもかなり引き、全体的にニキビが減っていました。
しかし、照明の下ではまだ目立つ瘢痕があったため、コラセラピーをもう1回施術しました。

6回目以降は、ニキビもニキビ跡も改善され、治療を終了しました。

 

[左のこめかみ]左から19.02.01(施術前)

/19.05.15(2回施術後)

 

左頬の施術2回目以降、コラセラピーの効果を実感され、

こめかみ部分への追加施術を希望されました。

 

左こめかみ部分にも、うねるようなローリング型のニキビ跡とニキビの赤みが混在しています。

こめかみは改善が早い部位です。

また、この患者様が持っているニキビ跡のタイプも改善が早いローリング型のため、

こめかみの治療は2回の施術で終了しました。

 

医学的にはまだ2か所ほど気になる部分はありますが、

患者様が治療結果に満足されているため、追加施術は行いませんでした。

 

[右頬]左から19.07.19(施術前)

19.05.15(2回施術後)

 

右頬の写真です。

右頬も追加で施術を行い、時期的には左こめかみの2回目施術後、

左頬の5回目施術時に左頬と合わせて進めました。

右頬のローリング型ニキビ跡はそれほど重症ではなく、
左側に比べてニキビやニキビの赤みもひどい方ではありませんでした。

そのため、2回の施術で満足のいく結果となり、治療を終了しました。

 

 

このように、ニキビが進行している状況でもニキビ跡治療は可能です。

男性のニキビの場合、炎症性ニキビが多く、大きなニキビができるケースがよくあります。

このような肌に #コラセラピー を施術すると、ニキビが悪化するどころか、
クレーター以外の問題にも良い効果をもたらします。

施術時に出血が起こり、その出血によって皮膚の血行が良くなり、
炎症性ニキビの改善が見られるという経過です。

 

ニキビができている状態で、ニキビ跡治療が可能かどうかよくご質問をいただきますが、
ニキビ治療とニキビ跡治療は同時に行うことができ、
ニキビが軽度の場合は、ニキビ跡治療だけでもニキビが改善することがあります。
もちろん、男性型ニキビのように大きくて黄色い炎症性のニキビの場合は改善の可能性が高いですが、
女性型ニキビのように赤い丘疹(きゅうしん)のみのニキビや、白ニキビ(狭窄毛孔症)の場合は

、跡の治療による改善は難しいことがあります。
正確な診断のためには、ご来院いただきカウンセリングを受けていただくのが一番確実です!

 

 

 

 

 

こんにちは。
#ロダム韓方クリニック のチョ・ヒョンギ院長です。

 

本日は、たった一つのニキビ跡をお持ちだった、特別なケースをご紹介いたします。

 

お顔全体や特定の部位に広がるニキビ跡にお悩みの方も多いですが、
逆に、1~2ヶ所だけ深くへこんだニキビ跡は、
かえって目立ちやすく、ご本人のストレスも相当なものだと思います。

一般的なニキビ跡治療は、
顔全体に行うレーザー治療などが多いため、

こうした「1~2ヶ所だけニキビ跡がある方」の場合、
少ない範囲だけを治療することが難しく、
治療のスタート地点からすでに諦めてしまう方も少なくありません。

 

しかし、鍼を用いたニキビ跡治療である「コラセラピー」は、
1〜2個だけのニキビ跡にも対応可能です。

 

本日ご紹介する方は、
人中(鼻と唇の間)にぽつんと1ヶ所、アイスピック型のニキビ跡があり、
たったひとつの跡ではありましたが、目立つ位置だけに非常に強いストレスを感じておられました。

 

📌 ケース紹介

50代女性/アイスピック型ニキビ跡


📝 治療履歴

これまで治療経験なし


🔍 所見

硬くなったニキビの上に「ウオノメ薬」を塗ったことで、
皮膚の一部が剥がれ落ち、跡が残ってしまったケースです。

およそ20年以上前にできた古い傷跡で、
傷跡の底面が見えないほど深くえぐれた**アイスピック型の瘢痕(はんこん)**だったため、
回復には時間がかかると予想されました。

しかし、コラセラピーを6回施術し、治療を終了しました。


 

施術前(18.09.01)

 

最初の写真をご覧いただくと、人中(鼻と唇の間)に小さく突き刺したような、

底が見えないほど深い針穴のようなニキビ跡が確認できます。

患者様のお話によると、この傷跡は、ニキビができた後に数日間かたく残っていたため、

ウオノメ用のパッチを貼ったところ、剥がす際に皮膚の一部が一緒にはがれてしまい、

深くへこんだ跡が残ったとのことです。

実際に、ニキビ跡としてはかなり深く、傷の縁も硬く盛り上がっていたため、

回復には時間がかかると予想されました。

また、患者様は50代であり、この傷跡ができてからも長い時間が経っているため、
「再生スピードが遅いのでは?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際のニキビ跡治療においては、

傷跡ができてからの期間や年齢が、治療の効果に大きく影響することはありません。


​시술 3회차

 

傷跡の形や深さに比べて、思ったより早く回復が進み、
3回目の施術時には、底面が見えるほど皮膚が盛り上がってきました。

そして5回目以降には、凹み部分にしっかりと皮膚が再生され、
周囲の正常な皮膚と同じ高さまで埋まってきたのが分かります。

また、側面の写真をご覧いただくと、最初は縁が硬く、底が見えなかった針で刺したようなニキビ跡が、
施術を重ねるごとに底面が見えるようになり、
周囲の肌と同じ高さに整ってきた様子が確認できます。

さらに、施術後の赤みについても、
このような針跡のようなニキビ跡(アイスピック型)は、ラウンド型やボックス型のニキビ跡に比べて
赤みが出にくく、出たとしても比較的早く落ち着く傾向があります。

 

​시술 5회차 

 

今回のニキビ跡治療の症例をご覧いただく中で、ぜひ注目していただきたい点は以下の通りです。

まず、傷跡ができてからの期間や患者様の年齢が、治療効果に大きな影響を与えるわけではないということ。

 

そして、針で刺したようなニキビ跡(アイスピック型)は、

他のタイプのニキビ跡に比べて回復が遅い傾向があるものの、

実際には思ったよりも早く皮膚が再生される場合があるということ。

さらに、他のタイプのニキビ跡と比べて赤みが出にくく、出ても比較的早く落ち着く傾向がある点も重要です。

 

また、ニキビ跡治療だからといって、必ず広範囲や顔全体に施術を受ける必要はありません。

ニキビ跡が多数ある方ももちろん大きなストレスやお悩みを抱えていらっしゃいますが、
たとえ1つだけであっても、それが大きなストレスとなっている方も少なくありません。

傷跡が小さいからといって、その苦しみまで小さいとは限りません。
ぜひ一度ご来院いただき、ご相談いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。ロダム韓方クリニックのチョ・ヒョンギ院長です。

 

本日は、以前治療を受けられたニキビ跡の患者様の治療事例をご紹介いたします。

 

ニキビ跡の中で最も多いタイプである ローリング型ニキビ跡(ラウンド型ニキビ跡)の治療事例をご紹介します。

ボックスカーやアイスピック瘢痕ほどひどくはないと感じるかもしれませんが、

光の下で目立つローリング性ニキビ跡にストレスを感じている方が治療計画を立てる際の参考になれば幸いです。
 

Case
30代男性、ローリング型ニキビ跡

 

History

他の韓方クリニックでピーリング

 

Report
両側のこめかみと両頬にコラセラピーを6回施術し、治療終了
 

この患者様のヒストリーとしては、最初にニキビ跡ができた際は #ボックスカー型 のニキビ跡でした。

しかし、他の韓方クリニックでピーリング治療を受けた後、瘢痕の境界がぼやけて、

#ローリング型 として残ることになりました。

#ローリング型 の特徴としては、境界がなめらかになったとしても、数が多く密集している場合、

肌全体がうねうねと波打つように見える点が挙げられます。

 

この患者様の瘢痕は、まさにそのようなタイプの瘢痕でした。

 

19.03.05(左写真) - 19.09.25(右写真)

19.03.05(左写真) - 19.09.25(右写真)

 

特に上の写真をご覧いただくと、こめかみ部分の瘢痕は比較的深く、
頬の瘢痕はラウンド型の瘢痕が多数あり、全体的にうねうねとした形状をしていました。

6回の治療後には、こめかみ部分の瘢痕は凹みが平らになり、頬の瘢痕も以前よりはるかに滑らかな形状になりました。

特に頬の瘢痕は、施術後に肌のトーンの改善にも良い効果が見られ、患者様の満足度がさらに高まりました。

 

19.03.05(左写真) - 19.09.25(右写真)

19.03.05(左写真) - 19.09.25(右写真)

 

右側のこめかみと頬の写真です。

 

右頬とこめかみ部分も、うねうねとした形の #ローリング型 ニキビ跡が見られます。

この患者様の場合、特徴的だったのは、他の #ボックスカー型 ニキビ跡や
点々と突き刺したような毛穴タイプの #アイスピック型 ニキビ跡が見られず、
ほとんどが #ローリング型 ニキビ跡だけだったという点です。

 

このようなケースは、カウンセリング時にも「治療経過が良いタイプの瘢痕」とお伝えしています。

長年にわたりクレーター治療を行ってきたロダム韓方クリニックの症例から見ても、
やはり3タイプのニキビ跡の中 #ローリング型 が最も早く改善される傾向にあり、
その次に #ボックスカー型、そして比較的治療に時間がかかるのが #アイスピック型 となっています。

 

ただし、このケースは #ローリング型のニキビ跡がほとんどでしたが、

両頬に瘢痕の数が多かったため、当初は治療回数が増える可能性もあると予想していました。

幸い、順調に再生が進み、6回の施術で満足のいく形で治療を終えることができました。

また、治療期間中に患者様の海外スケジュールの都合で、約2ヶ月ほどご来院が難しい時期がありましたが、
#コラテラピー の施術は治療間隔が結果に全く影響しないため、無理なくしっかりと治療が行えました。


海外にお住まいの外国人患者様も、ぜひこのケースを参考にしていただき、
韓国にご来訪の際に合わせてご来院いただければ、良い結果が得られるかと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

【コラセラピー】なぜ「人中」の回復は遅いのか

こんにちは。
今回は、顔のクレーター状の傷跡治療における「部位ごとの回復スピードの違い」についてお話しします。

中でも「人中(鼻と唇の間)」の傷は、他の部位に比べて治りが遅いと感じる方が多いのではないでしょうか。
実際、当院でのコラセラピー治療(韓方再生鍼・새살침)でも、人中部分は他の部位に比べて効果がゆっくり出る傾向があります。

これは、ただの印象ではなく、医学的な構造や研究データに基づいた理由があるのです。

 

  人中の回復が遅い理由とは

骨による支えがない

額や顎のように骨の上にある部位に比べて、人中は筋肉と皮膚だけで構成されており、しっかりとした支えがありません。そのため、外部刺激の影響を受けやすく、傷の回復が遅れる傾向があります。

動きが多く、湿気や汚染のリスクが高い

会話や食事など、日常的に頻繁に動かす部位であり、常に湿気の影響を受けやすい環境です。加えて、食べ物や唾液による汚染リスクも高いため、清潔を保ちにくく治癒が遅れやすいのです。

血管密度と皮脂腺の関係

人中は血管の密度が比較的低いため、血流が少なく再生力が落ちやすいとされています。加えて、皮脂腺や毛包が多く、皮脂の分泌が活発なことからニキビや炎症も起こりやすく、再生を妨げる要因になります。

 

 

  顔の部位別・回復スピード比較

(コラセラピー臨床データより)
 

  • こめかみ・眉間・目頭:比較的早い

  • 頬の内側・人中中央:やや遅い

  • キューピッドボウ(唇山):中程度

  • 上唇外側:中程度

このように、皮膚が薄く骨の支えが少ない、そして動きが多い部位ほど回復がゆっくりになる傾向が見られます。
 

 

  医学的研究との一致:Zitelliの分類による裏付け

Zitelli博士の研究では、顔の部位を以下の3つのグループに分類しています。

  • NEET:回復が非常に良好(こめかみなど)

  • FAIR:個人差ありだが良好(唇や人中など)

  • NOCH:回復が遅く、見た目に影響が出やすい(鼻まわりや耳など)

人中はこの中の「FAIR」にあたります。
つまり、理論的にはやや不安定ながらも、適切なケアをすれば十分な回復が見込める部位とされています。

 

 

  まとめ

  • 顔の傷跡治療は部位によって回復スピードが異なる

  • 人中は解剖学的・生理学的に治りにくい場所

  • コラセラピー後の湿潤療法やアフターケアが重要

  • 医学研究や臨床結果でも人中はやや時間がかかる部位とされている

 

  

読んでくださりありがとうございました。
このような部位ごとの違いや、症例に関する情報を今後も少しずつご紹介していきます。
ご質問があれば、お気軽にご相談ください。