クリスティン・ネフ セルフコンパッション
自分の弱点や欠点を認めたとき、
失敗した時、人との関係が壊れたとき、
私たちの大半は信じられないほど自分に厳しくなる。
自分への信頼を失い、自分の可能性を疑い、
自分は完全でなければ、愛されないと信じるようになる
これは、自分が社会の集団の中で、人とつながり共存していかなければならないうえで、
安全な場所を確保するためでもあるので、なかなか止められない
また、親や教育者、兄弟や友人などから「あなたはいつもだめね」
と言われて育った人は、「自分は愛されない存在である」と認識し、
それを証明するような行動をすることが研究により知られている
相手の何気ない行動を敏感にとらえ、
自分にたいする否定の証拠だとみなし、過剰な反応をするせいで、
相手をうんざりさせる。そして、やはり「自分は愛されない存在である」ことを
相手にも認めさせる(社会心理学者 ビル・スワンの自己確証理論)
すなわち、自分に関する自分の見方を、人に正しいと認めてほしいということ。
これによって、自分を否定的に評価している人は、自分を嫌う人と交わろうとする。
自分は批判されるような人だと評価している人は、自分を批判する人を選ぶことが多くなる。
自分が知らないあこがれの自分を望むより、自分が知っているダサくて、頭の悪い自分のほうが、
自分には適しているという具合に。
さらに、自分は十分ではない、自分は劣っているという感情は、自らを傷つける行為を伴う
ことが多い。自分を守ろうとして、自分を傷つけてしまうのである。
この悪循環から抜け出すには、
無意識的に、あるいは自動応答的に自己批判していることを理解し、
それに対して、思いやりをもち、代わりに、もっと優しく自分に対応することである。
自己批判をしてきた自分を批判せずに、自分は自分にやさしく接することができる。
その時に重要な観点は、「人はみな不十分であり、欠点や弱点をもっている」と認識すること
誰にでも、間違ったり、批判を受けたり、辛い思いをする瞬間はあるものだということ。
自分の人生には光もあり影もあることを認め、それらに大げさな反応や、なかったものとして
蹴散らしたりする必要がないという認識を持つこと。
どんな気持ちも、そのままにしておくと、不思議と通り過ぎていくもの。
辛いときは、自分にやさしく接することで、少し穏やかに過ごせるものだと。
子どもの不登校に直面した親は、
とても大きな衝撃と、焦燥感と悲しみに包まれる
そんな時、自分はどのようにふるまうのか。
すぐに反応して、早急に解決策を模索するより、
辛い現実、子供も辛いだろうけど、自分にとっても相当辛い状況だということを
蹴散らさすに、認識し、
これほどまでの辛い状況だけど、私だけがこのような経験をするわけではない
人生には絶対絶命のピンチに思える時があるものだ
他にもこのような辛い思いをしている人は、たくさんいるはず
今は、とても辛い気持ちの中にいるので、自分は自分にやさしく接しよう
自分がほんの少しでも、ほっとできることは何か
自分がほんの少しでも、ストレスを和らげられることは何か
自分がほんの少しでも、リラックスできることは何か
まずは座ってお茶を飲もう
自分を抱きしめて、さすってあげよう
ゆっくりお風呂に入るのは気持ちよさそうだ
そんなときもあるものだ
私は、私を癒すことに専念しよう
そして、実行してみたら、私が元気になって
その後、娘が元気になった
そういうことである