妻が借りてきた「星守る犬」を読みました。
映画化もされるようで、犬とのふれあいを描いた感動作です。


私の心の琴線に触れたのは、本編の「おとうさん」と旅をするところではなく、後編の「日輪草」でした

この編の主人公が、昔の飼い犬を思い起こすシーンが多々あります

作中の設定と同様に
私も、幼いころに犬を飼い始め、私が社会人になる頃に
私の成長とともにしてきた愛犬は、
一人前になった自分を看取るように息を引き取りました。
小学校4年生から社会人2年目まで、約14年間です。

犬が小さいときは、必要以上にかわいがる家族も、
大きくなるにつれ興味は薄れてしまうものです。
私も例外ではなく、中学、高校と年齢を重ねるにつれ、
日課の散歩もおろそかになりはじめました
しかし、犬の家族への忠実さは生涯変わらず、こちらが冷たくあしらったときでも
帰宅したときには尻尾を振って迎えてくれます。
こちらが寂しいときには、何も言わずともとことこ近寄ってきて
寄り添って、静かに傍らに座ってくれました。
そんな犬も老いには抗うすべもなく、老衰で息を引き取りました。

最期には、小屋からも姿を見せずに人目を避けるように、終日眠り続ける犬をみて
「散歩のときに無理に引っ張らずに、気の済むまでガードレールや電柱のにおいをかがせてあげればよかった」
本気でそう思いました。

この本をよんで、その記憶がオーバーラップしました。

犬を飼うこと

うちのチビも、犬を飼いたいと漏らしています。
でも、まだ早いと思います。

自分の中で、生涯に犬を飼えるのは2度までだと思っています。
本当は、もう2度と愛犬の死を見たくはありませんが
子供が、大人へ成長する過程において、
私が犬を通じて感じたいろいろなことを、経験してもらえれば
もう一度頑張ろうかな...という気持ちにもなれそうです。