では、続きです
どうしよう……
どうしたらいいの……。
そんな不安な気持ちの中で、福とのご縁をつないでくれた頼りになる猫飼いさんに相談しました。
すると、地元に脳の専門医がいて設備の整った病院があると勧められ、すぐに電話。翌日なら診てもらえるとのことで、緊急枠で予約を取ることができました。
できれば紹介状をfaxでもいいので持参してくださいとのことでしたので
前日に受診した病院にも紹介状をお願いしてみましたが、
「1回しか診ていないので書けません。飼い主さんが経緯を書いて持って行ってください」
との返答。
そこで、ノートにこれまでの経緯を書き出し、過去の健康診断の結果や動画と一緒に準備しました。
予約当日。
意識が朦朧とした福を預け、診察していただきました。
先生はMRIの画像を見ながら、静かに説明をしてくださいました。
「頭に水が溜まっています。『水頭症』です。先天性と後天性がありますが、福ちゃんは後天性だと思います。」
少しずつ溜まっていた水が、もともと病院が苦手な福にとってかかりつけ病院での受診がきっかけとなり、一気にあふれてしまったのだそうです。
もちろん、かかりつけ病院さんが悪いわけではありません。
水が溜まる原因として考えられるのは、
①脳腫瘍
もしくは
②FIP
が考えられるとのこと。
画像を見る限り、腫瘍は確認されないため「FIPの可能性が高い」とのお話でした。
以前は不治の病とされていたFIPも、今はお薬があり、完治を目指せる病気になっています。
その言葉に、暗い中にそっと光が差したような、そんな小さな希望を感じることができました。
長々と書きましたが
かかりつけ医で福が意識朦朧としてから、脳専門の先生に診ていただくまで4日間のお話です。