どもです。





先日ブログで「僕の好きなミュージシャンは大体死んでるのぉ」みたいな事をほざいた気がする。そこで僕の好きなバンドと好きな一枚を気の向いたときに一方的に押し売りするブログを書きたいと思います。完全に僕の独断と偏見と自己満なんだけれど、もし知らないやつがあったとして、興味を持ってくれたら嬉しいです。



本日記念すべき第一回は『僕が「お前それ元ネタ知ってて着てるの?」と言いたくなるTシャツのデザインランキング』1位のバンド、



NIRVANAから、2ndアルバム



『NVERMIND』

出典:Amazon



ちなみに僕が言ってるTシャツはこれ↓


 
出典:Amazon



ちなみにちなみに2位はThe Velvet Undergroundのバナナ、3位はGuns N’ Roses

(ストーンズは割と知ってて着てそうな気がした) 



僕はNIRVANAだとBLEACHが1番好きなんですが人に貸すならこれかなぁと思います。



ニルヴァーナ(NIRVANA)は1980~1990年代に活躍したアメリカのバンドでグランジブームの火付け役として知られています。



ギターボーカルのカート・コバーンは1994年(ちなみに僕が生まれた年)に27歳という若さで亡くなりました。人気絶頂の最中、シアトルの自宅でショットガンでドカン。うーん、ロック。こんなこと言うと怒られそう。



実写映画化もされたハロルド作石の『BECK』という漫画でも言及されていました。「スターになる準備はできているか?」はマジ名言。

死因とか動機についてなんか色々言われてるけどそれだけでブログ一個書けちゃいそうな感じだからここでは割愛。

ドラムのデイブ・グロールは現在「フー・ファイターズ」というイカしたバンドのフロントマンとして活動してます。映画「マイティ・ソー」のエンディングに起用されとったね(ちなみに僕はアベンジャーズのメンバーでソーが1番好き)。



では、曲。



  1. Smells Like Teen Spirit

  2. In Bloom

  3. Come As You Are

  4. Breed

  5. Lithium

  6. Polly

  7. Territorial Pissings

  8. Drain You

  9. Lounge Act

  10. Stay Away

  11. On A Plain

  12. Something In The Way



なんと言いますか、全体を通して抑揚が半端ない。



1曲目のSmells Like Teen Spirit

「NIRVANA?スメルズしか知らんなぁ」って人も多いんじゃないかな(本人たちはきっとこうなることが不本意だったんじゃないかなあとか思うけど)。なんなら「NIRVANAは知らないけどこの曲は知ってるよ!」って人も多いかと。友人を助手席に乗せて運転している時にこいつが流れてきて「あ、この曲聴いたことあるよ、マンウィズの」って言ってた。平成生まれにとってこの曲がロックの入り口になりがちなんじゃないでしょうか。

イントロはクリーンで始まり、爆発するようにディストーションのスイッチが入ったかと思うとAメロが始まった途端「スンッ…」と静かになる。Bメロからサビにかけてゆっくりと膨らんだ風船が破裂すような、そんなイメージ。静と動。感情の起伏。カートはポップに寄せて作ったのかもしれないけどNIRVANAがどんな空気感を持つバンドなのかを知るには外せない曲ではないでしょうか。

そして静と動の抑揚はこの曲の中からアルバム全体へと広がっていきます。



2曲目、3曲目の洗練されつつもねっとりとした雰囲気が、4曲目のBreedがぶち壊します(ベース凶暴‼︎)。強いて言うなら静、静、動って感じ。この曲はこのアルバムにおいて起爆剤のような役回りを果たしてるんじゃないでしょうか。



5曲目、6曲目、7曲目も静、静、動って感じ。Lithiumって曲名がいいよね。とか油断してたら6曲目のDrain Youの歌い出しで「おや、急に爽やかな曲」と驚くことでしょう。歌い出しだけ。ギターが歪みドラムとベースが入った途端、爽やかさと陰鬱さがドロドロに混ざりあって、不穏な空気の中に気持ちよさがあります。訳わかんないかも知んないけど僕はこの曲の形容しがたい雰囲気が堪らなく好きです。



10曲目のStay Awayは初めて聴いたときから一番好きな曲です。単純にカッコいいから。ゴチャゴチャ評論家気取りで語ったところで音楽なんてそれにつきる。元も子もないですけどね。



12曲目、Something In The Wayでぬるりと締めくくられたかと思いきや...



隠しトラックにはEndless, Nameless

この曲...狂気を感じる。歌詞にゾクゾクします。黙れ、僕はここにいる、お母さん、ヤベェ、死ぬ、死ぬ。こんな感じだと思う。

6分42秒というこのアルバムで最長の演奏時間の中に目一杯追い込まれたような怒りが込められ、ノイズを余韻に終わっていきます。



このアルバム、クオリティが半端ない。



余談ですがこのアルバムが発表された時、カートは僕と同い年でした。そしてそれを皮切りに彼らはスターとなり僕が生まれた94年に向かって死んでいきます。一方僕はと言うと私生活にも仕事にも満足行かず「才能を活かす場所がもっとあるはず」なんて陳腐なフラストレーションを悶々とさせながらも、本心ではどうしたいのかも分からずドロドロに溶け出して訳もなく叫んでみたくなったりすることがあります。だからといって本当に叫んだら壁ドンされちゃうんだよなぁ。レオパレスは壁が薄いし。若者特有の痛々しいアレと揶揄されたらそれまでだけど、そんな時はNIRVANAを聴きましょう‼︎きっと彼らが代わりに叫んでくれますよ。





では。