真っ白の日にちを歩いた
あたり見渡せばなにもないはずなのに
歩いてみると駅がポツンとある
寂しげな音をした電車に乗った
駅を降りると雑音が聞こえる
耳に残りそうなのに、掴みきれない嫌な音
誰か助けてよって答えても誰もいない
むしろなにも感じない
なのになんで助けを求めるの?
1人が嫌なのに1人になりたくない
苦しいはずなのにそこに手を伸ばそうとする
人を信じるのが怖くなると
その世界は幻だって気づく
あぁ昔と変わらず1人なんだなって感じた
でもたまに振り返ると手を掴んでくれる
人がいた
一緒に話してくれた、一緒に遊んだ
真っ白の画用紙は少しずつ彩ってくる
もう一度真っ白の日にちを歩きそうな時は
って言って
絵の具とパレットをもらった
真っ白の日にちを落書きできるように、
そんなメッセージ付きで
僕の元に送ってくれた
楽しいことばかりではなく辛いことばかりでも
その絵の具とパレットがあれば
なんとか歩いて行けそう
なんとか笑って行けそう
不安な日々を超えて
いつもの自分を取り戻せそう
