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楽しい塾経営

個人塾を開業して8年になります。

10連休明けの授業に欠席した小5の生徒がいます。理由は「胃腸炎」とのことでした。

母親や姉は「なんで?」という反応でしたが、私は「それ単なるオーバーワークだろ」と思いました。

その子は、野球に週3回、塾に週3回、空手に週2回、そして当然のことながら学校に週5回通っています。私なら1週間と持ちません。

さらに、祝日等で学校がお休みになればそこに野球の練習が入ってきます。この連休も毎日練習があると聞いていました。


ただでさえ野球は拘束時間が長くなりがちなスポーツです。

なぜ長時間の拘束が可能なのか?

運動量が少ないからです。

しかし集中力が続く時間というのは運動量とはあまり関係がありません。運動量が少ないからといって集中が長時間続くわけではありません。
集中が切れて凡ミスをすれば怒られますし、集中が切れれば怪我もしやすくなります。

無理して集中を保たせようとすれば疲労が蓄積します。それを回復するには時間が必要ですが、前述のようなスケジュールではその時間が取れません。割を食うのは勉強、ということになります。


連休前に行った母親との面談で私は「心配な状況です。」とお話ししました。「心配」という言葉を使ったのは同時期に面談を行った中でその子だけでした。


この母親には入塾時に「スケジュールが厳しい。」と懸念は伝えてありました。母親は「本人がやりたいというからやらせているのであって私がやらせているのではない。」と言っていましたが、本人に聞くとやりたくてやっているわけではなくやめると言えないから続けているということでした。

入塾後、学業が予想以上に思わしくないことがわかり、重ねて「スケジュールが厳しい」とお話ししましたが母親の答えは相変わらず本人がやりたくてやっているのだから、でした。


これ、私が親なら「ひとつにしなさい」「わかった。野球にする」で、10秒で終わる話なんです。なぜ子どもを苦しめ続けるのかわかりません。


聞けば、母親は元アスリート。

アスリートの中には「脳味噌まで筋肉でできているのか」と思うほど思考に柔軟性がない人がいます。


何事も気合いでなんとかなるなんてことはないですよ。