詩。 | 流れてく時の中で…

流れてく時の中で…

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窓の外 眺めてる君の背中を
そっと見つめた夜は静かで
このまま ずっと いつまでも
時が止まればいいと願ってた

重ねて来た二人の時間も
過ぎていった幾つもの季節も
もう一度 呼び戻せたなら
君の涙を僕が拭ってやれるのに…

すくむ様に足がピタリ止まって
歩く道さえも見えなくなった
わざと遠回りを選んでみても
霞の向こうに温もりはなくて…

窓の向こう 浮かんでる月見つめて
背中越しに感じた優しさ…
切なくて そっと 目を伏せては
時間は戻せない…と言い聞かせた

共に過ごした永い時間を
思い出にするのは早過ぎて
もう二度と 出逢わないなら
貴方の心に私は残らないでいたい…

振り返らぬ様に部屋を飛び出し
冷たい音と共に閉まるドアに
もう一度 触れたくて…
戻れないと震える両手が教えた…

散らばってく時間の欠片を
無理に拾い集めはしない…
費やした愛と優しさの化身に
導かれるままに 空を見つめてる…。