詩。 | 流れてく時の中で…

流れてく時の中で…

書きためている詩や書き上げた詩などを載せていきます。

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恋が終わる時は いつも…
似たような気持ちの中で
笑いもせずに 寂しくもないのに…
何故か 頬をつたう涙がある

大好きだった貴方の手を
思い出していた夜もある
笑った時の小さなえくぼを
懐かしく思った日もある…

あの日 二人…手を繋いで
行った神社の夏祭り…
掬い切れずに逃げる金魚を
貴方は微笑みながら見てた

遠い空の向こうに 今日も
静かに日が沈んでゆき…
あの頃より少しだけ静かな…
夜が訪れては 更けてゆく…

あの日 そっと…閉めたドアの
重たさは まだ この手の中で
引き返せない時の流れと共に
いつまでも 消せない記憶になる…

恋の終わりは いつだって
似たようなものだと思ってた
なのに…違う 何かが違う…
貴方と紡いでた恋だけは…

夜が来る度に…
朝を迎える度に…
いつもと違う涙を…
零してしまいそうになる…。