乳幼児が毎日0.32ベクレル摂取すると心臓に異常がおきる |  みらいの種 

 みらいの種 


みらいの種を毎日蒔いています

fiddledadのブログ より


http://fiddledad.blog.fc2.com/blog-entry-17.html


バンダジェフスキー博士の主張
2012/03/18 Sun. 12:01 [edit]

医師・病理解剖学者であるゴメリ医科大学初代学長であるバンダジェフスキー博士は、突然死を含む被曝小児患者の病理解剖を行い、セシウム137の体内分布を調査した。その結果、セシウム137が体重1kgにつき、10Bq蓄積していても、心筋における代謝異常が起きることが判明した。

以下の図を見て欲しい。この図はバンダジェフスキー博士が講演の中で使用しているグラフで、セシウムの体内濃度と、心電図の異常の相関関係を示している。
セシウムの体内濃度(Bq/kg)が0~5Bq/kgの範囲では心電図に異常がない子供の割合は83%前後であるのに対して、12~26Bq/kgの範囲では心電図に異常がない子供の割合は39%前後と半減している。セシウムの体内濃度が10Bq/kg程度でも子供の体に影響があることがこの図から推察される。なお、心電図の異常は心臓の拍動の異常を示すことから、突然死の増加と関係しているようだ。


みらいの種 


そこで、毎日どの程度のセシウムを摂取すると、10Bq/kg程度蓄積するのかを計算してみた。
計算過程は、こちらにまとめてある。なお、使用している数式が正しいかの検証が必要であるので、まず、ICRPが公表している計算結果と同じパラメータを使って計算し、比較する。

ICRPの計算結果


みらいの種 

私の式による計算結果



みらいの種 


両者はほぼ一致しているので、私の式は妥当と考えられる。そこで、以上の式を用いて、毎日どの程度のセシウムを摂取すると、10Bq/kg程度蓄積するのかを計算した結果が以下の表である。



みらいの種 

つまり、体重5kgの子供は、毎日0.32ベクレルのセシウムを摂取すると、10Bq/kgに達する恐れがある。体重が重いほど、摂取量は多くなるが、体重が60kgの場合であっても、5ベクレル未満である。

また、体重が5kgの子供が0.32Bqを毎日摂取した場合と、体重20kgの子供が1.27Bqのセシウムを摂取した場合の体内の蓄積量の推移は以下のグラフに示す。




みらいの種 

これらのグラフから、体重には余り関係なく約1年で、9Bq/kgのレベルに達し、600日前後で10Bq/kgのレベルに達することが分かる。

以上から、特に、小さい子供については、できる限り放射性セシウムの摂取量を減らすように努力することが必要であることが分かる。

給食等で測定限界が20Bq以上の測定器を使用している自治体もあるが、子供達の心疾患のリスクも考慮した場合、1Bq/kg未満まで測定できなければ意味がない。税金の無駄遣いである。

また、政府やマスコミは、ガンのリスクのみに注目し、100mSv以下では明確なリスクの増加はみられないとしているが、これは、ガンのみに焦点を絞ることによって、これ以外のより深刻なリスクから国民の目をそらしているのではないかと疑いたくなる。