第2回はアメリカが産んだフォークロックのバンド、バーズのデビューアルバム。ミスタータンブリンマンです。
本国では1965年6月21日の発売です。
Side:1
1:ミスター・タンブリン・マン
2:すっきりしたぜ
3:スパニッシュ・ハーレム・インシデント
4:もう泣かないで
5:もう君はいない
6:リムニーのベル
Side:2
1:オール・アイ・リアリー・ウォント
2:君はボクのもの
3:イッツ・ノー・ユース
4:自信をもって
5:自由の鐘
6:また会いましょう
1964年ロサンゼルスで結成、後年メンバーチェンジありますが、初期のメンバーは
ロジャーマッギン(Gt,Vo)
ジーンクラーク(Gt,Vo)
デヴィッドクロスビー(Gt,Vo)
クリスヒルマン(B,Vo)
マイケルクラーク(Dr)
で、コーラスとメロディが綺麗な癒される世界観を楽しめます。12弦ギターのサウンドがとても印象的。「フォーク」ロックと言っても何か強いメッセージで訴えるのではなく、あくまでサウンドとして楽しめます。1965年のデビューアルバムでありながら後年のサイケデリックサウンドも垣間見えるような、行く末が非常に楽しみになってくるアルバムであります。
1stアルバムのフォークロック路線そのままに、より深みが増しているかと思います。ファーストアルバム同様にタイトル曲が1曲目にきております。オースザンナはあのオースザンナです。
3rdアルバムからいよいよサイケデリック路線に入っていきます。サイケなサウンドにR&Bのリズムも楽しめます。ヘイジョーはジミヘンのゆったりとしたテンポと違いノリノリです。そして、霧の8マイルはバーズの曲で最も好きな曲です。
いよいよバーズのサイケデリックサウンドが完成の域に達しようとしているのか、3曲目まではん?いつもどおりかなと思わせて4曲目からサイケモード突入な心憎いアルバム。
シンセサウンドやインド音階まで導入して非常にスペイシーでございます。
初期バーズのアルバムに駄作なし‼︎いっその事5枚一気に揃えちゃおうという人にピッタリのセットです。この手のセットは色々なアーティストに見られました。