綴もう何も見ない、と君は言った。 もう何も気にしない、と君は言った。 ただ、そうかと一言言いながらぼくは、 それじゃあ何にもならないさ、と思った。 何を偽善と言われても、白々しいと思われても 元に戻したいと思い願った。 できることをやってみた。 でも今そう、ぼくも君と同じで。 諦めた。 もう何も見ない。 もう何も気にしない。 人より少し大人びた君の態度が過去の嫌な大人を連想させて快くなかったこともある。 でも今俺も同じことを思う。 もう何も読むことはない。