先週の12日、演人の夜による「イツモノコト」初回公演をなおちんと一緒に観劇してきました🌟
相変わらずダークな、というよりむしろ漆黒の世界(笑)
演人の夜主宰の金子賢太朗さんの描く、非現実的だけれど否定しきれないあのなんとも言えない空気感が好き。
こんなのそうそうあり得ないよ
でもあってもおかしくないよね
っていうこのもどかしさにも似たそれが、私の心臓をいつも抉り取るんです💉💉
主人公の東雲先生を見て思ったこと。
「これ演じるの超楽しそう」(笑)
普段出来ないことを演じるのって凄い楽しい、っていう印象が自分にはあって、狂って叫んで周りをかき乱してっていう狂気を見せる役っていうのが、見るのも演るのも高校時代から好きでした🎭💓
東雲先生みたいな役出来たら楽しいだろうなぁ。
とはいえ、東雲先生はきっとあの東雲先生(升望さん)だったから東雲先生なわけで。
あのか弱さと狂気を2つ兼ね備えた、もしくは兼ね備えたように見せることの出来る彼女だからこそ、あの東雲先生が成り立ったのだと思います。
そしてそんな東雲先生を成立させる為に大事な役が、絶対的に刑事さんだと感じました🚨🚨🔥
精神を病んだ東雲先生に、いくら怒鳴りつけてもその思いが届くことは無く、悔しさやらもどかしさやらで本気で怒るあの姿が同じ舞台に並んで居ることで、東雲先生の狂気っぷりが映えたのだと、そう思いました。
出番時間が多かろうと少なかろうと、どうあったって必要な役だったんですね🌱
個人的に好きなのは石橋くん。
ムカつく野郎。
でも何がムカつくのかと言ったらやっぱり、ムカつく態度で "間違いでもない" ような事を吐くからなのではないでしょうか。
大人なんて信用出来ない、そう言う彼の理屈も、うんうん確かにと、首を縦に振りたくなる気持ちも否めないのです😖🌀
嫌な奴だけれど、彼が絶対に悪いのか。
彼をそうしてしまったのは誰なのか。
「知りたかったから試してみたんだ」というそれを、怒れる人は居なかったのだろうか。
そう思うと、彼を "悪人" と明確に呼ぶ勇気は私にはありません…。
そして泉先生役を演じていたのは、以前劇団やりたかったで少しだけご一緒した雪乃唯さん🌸🌸🌸
天然の美人教師泉先生。
見事なハマり役(笑)
年頃の男の子が好きそうな先生っていうキャラクターがハッキリ分かりやすくてとても良かった。
天然が故に台詞や行動が色々な "きっかけ" を起こす役で、この舞台には全体的に欠かせない役ですね!
そして金子賢太朗さん。
初の約2時間作品ということで、今回はちょい役でした。
最高にクズでしたね!
金子さんが描いた最高にクズな男を演じる金子さんが凄く好きなんです(褒め言葉)。
トコトンまで腐ってる。大好きです。
私がこの舞台を見て思ったのはやっぱり「恐怖」というもの。
否、「恐怖というものが何なのか」というものかもしれません。
殺人? 暴力? 強姦? 愛憎?
それらも全部恐怖に値するものですが、私には、それを "悪" と思わない事の方が、よっぽど恐怖に思えました。
知りたかったから試したら死んじゃった、僕の何が悪いの?
言い合っても理解出来ないしされないし、力尽くで分からせてやった、何が悪いの?
欲求不満だったから言い寄った、お互い悪い思いはしてないでしょ、何が悪いの?
私の気持ちを知ってほしいから無理やり私と同じ事をさせてあげた、何が悪いの?
私が産んだのだから私の為に頑張ってもらうのは当然でしょ、何が悪いの?
などなど…
怖い、恐ろしい、狂ってる!😰
そう思った人も、きっと舞台を観た人の中にも数知れず居るのではないでしょうか。
でも、そう思った何十人何百人の人の中に、"何が悪いの" かを説明出来る人が、一体何人いるんでしょうね。
もし自分が目の前でそう問われて、説得する自信があると挙手出来る人は、一体何人いるんでしょうね…。
私は金子さんの描くこういう感じが好きなんです。
のめり込めばのめり込むほど、舞台の色んな顔が見えてきて、噛めば噛むほど味がする👀🌟✨
そして私は演人の夜の公演を4本中3本観たわけですが、いつも大抵 "死" というものが、又を言えば "殺" というものが関係しています。
何かこだわりが、もしくはそこにも何か私がまだ感じきれていない意図が、メッセージがあるのでしょうか。
イツモノコトの感想だって、1週間経った今でも、こんなこと位しか書けないんです。
私はもっともっと演人の夜の公演を観なければならないようですね!(笑)
何はともあれ、出演者及びスタッフの皆様、お疲れ様でございました!



