土曜日、こんなものに行ってきました。
3団体が30分劇を披露して、観客の投票数を競う!みたいな( ´-` ).。oO
行った目的は、その3団体のひとつ、演人の夜さんによる「貴方の哀」
演人の夜の何が好きって、簡単に言えば空気感。
彼、金子賢太郎氏の作る、否、彼が中心となって作り出す舞台の空気が凄く好き
こういうところも好き←
とはいえ、内容は ド シリアス。
3団体の中でまぁダントツに暗かった(笑)
けど、重苦しいとかそういうのじゃなくて、ひとつひとつの台詞が、ちくちくと私の心臓を突いてくる感じ
伝わるかなあ(´・ω・`)(笑)
叫ぶ台詞もひとつひとつ丁寧に言われているし、一般でいうところの"悪役"もただの悪役じゃない辺り、嗚呼と声を漏らして頭を抱え込みたくなる。
悪事を働いた彼の言うことも、間違ってはないと思うから。
リアルな人間の世界でも、多分同じですよね。
誰かが何かしらの罪を犯して逮捕されたとニュースになった時、大抵話題になるのは「何が原因か」とか「何が彼をそうさせたか」とかそういうこと。
それで結局「こういう社会が悪いんじゃないか」だの「育った環境に恵まれていなかった」だのということを言い出す人がいて、言うだけ言って何も解決しないままに幕を閉じる。
そうして同じような事件が次に起こった時、また「数年前にはこんな事が」みたいなことで掘り返し、「あの時ちゃんと社会がこうしていれば」と悔やみ、言いたいことを言う。
大抵の人は皆、世間というものを外から眺めていると勘違いしている。
自分も社会の一員だということを忘れているのだ。
学生だろうが何だろうが、思考というものを持った時点で社会の一員なのだと私は思っている。
社会人を社会、つまり世間だと思っている人が多いけれども、私はそうは思っていない。
社会というものの中で、社会人だとか学生だとか、いくつか区分けされているのだと考える。
まぁ社会人でさえも、社会を一歩引いた位置で見ているようだから、仕方ないのかもしれないが。
無論、私も例外ではない。
話が逸れた。
だからまぁつまり何が言いたいかと言うと、悪い事をした人間がただひたすら悪いのかといえば、そうじゃないことも少なくないということだ。
この舞台で起こった悲劇だって、確かに主人公の女子高生の弱みにつけ込んだ彼も悪いけれど、同時に主人公の弱さが招いた結末でもある。
じゃあ、主人公にはどうしてあげるのが正解なのか。
助けることで救おうとするのが、彼女のためになるのか。
けれど、突き落とすことで見えて来るものも無いわけじゃあない。
個人的には、女子高生をドン底に突き落とす引き金を引いた男は凄く好き
醜くて。いやイイ意味で。
下衆い。
最高。
金子さんの描く舞台は、人間の弱さとか汚さとか、そういうものが凄くリアルで、観る度に私の背中に重くのしかかります。
それが物凄く好きで、ハマる
さっきも言ったけど、そういうリアルな空気感てどうやったら出せるんだろう。
"舞台" という場所で "演じてる" わけだから、決してリアルでは無いし、ウソだらけの筈なんだけど、それでも空気を作るのが上手いから、私はいつも金子さんの世界に引きずりこまれる。
きっと、役者がナチュラルに "役" になっていて、皆がそれぞれに順応しているから、そこに違和感が無いんだろうな。
それぞれの人間が、全く別の人間になって、自然に其処に居る。
ううん、演劇って何処まで行っても奥が深い。
だから好きなんだけど
次回は初のロング作品らしいですよ!
また1段とエグそうな話!
楽しみ!←
皆さんも是非是非。
観に行きましょう~✨✨



