いよいよ迎えた、4回目のアヤワスカ。
最後のアヤワスカは「アルカナ」と呼ばれ、旅のクロージングであり、プロテクトを受け取るための特別なセレモニーです。
セレモニーが始まる前、シャーマンのオルガとアキレスが、私たちにとても大切な話をしてくれました。
それは、マスタープラントの話でした。
「マスタープラントは“お薬”です」
植物の力を知り、信頼し、共に生きることができれば、必要以上に病院へ行かなくていい。お薬に頼らなくていい。
それが、彼らが生きてきたシャーマニズムの智慧なのだと。
そして最後に、二人は静かに、でもはっきりとこう言いました。
「今日は、私たちがあなたをプロテクトします」
その言葉は、とても心強く、
胸の奥に深く染み込んできました。
自然の中に溶け込んでいる姿🌿
オルガとアキレスは、シピポ族とヒーラーの家系に生まれ、おばあちゃんもヒーラーという血筋。
とても優秀なシャーマンです。
幼い頃から学びを重ね、今のマエストロになった二人。
オルガは、やさしい笑顔で包み込むような人。
けれど必要なときには、背筋が伸びるほど厳しい表情を見せることもあります。
アキレスの声は倍音がとても強く、
歌われるイカロは、まっすぐに身体の奥へ入ってくる。
この旅を通して、アヤワスカにおいてイカロがどれほど重要か
を、私は身をもって知りました。
そして、今はシャーマンと名乗る人も増え、アヤワスカを体験できる場所もたくさんあります。
けれど、どんなシャーマンに出会うかによって、その体験が人生を支える智慧になるのか、ただの強烈な体験で終わるのかは、大きく変わる。
優秀なシャーマンに出会えるかどうか。
それが、アヤワスカ体験を有意義なものにする大きな“要”なのだと、私はこの旅で強く感じました。
アルカナのセレモニーが始まる前、
アキレスは一人ひとりのマスタープラントについても話してくれました。
その中で、私のマスタープラントであるボビンサナについて語ってくれた言葉が、とても印象に残っています。
「ボビンサナは、とても強い植物です。なかなか枯れない。生命力がとても強い」
その言葉を聞いたとき、私は胸の奥で、静かにうなずいていました。
そのボビンサナが、私のマスタープラント。
ああ、
「私も、そう在ればいいんだ」
強くて、しなやかで、簡単には枯れない。
環境に左右されすぎず、それでもやさしさを失わない存在。
その夜、私は最後の“意図”をどうするか、少し考えました。
けれど、最終的にしっくりきた言葉は、これでした。
「私は私らしく、常に自然体で、自由に生きていきたい。
そのために、どうか力を貸してください」
ボビンサナと💓
夕食を少なめにし、アヤワスカを飲んだあとは1時間は座っていること。
みゆきさんのアドバイスを受けて、
分量も前回より少し控えめにしました。
静かに、丁寧に、すべてを整えて、
私は最終のアヤワスカ・セレモニーへと向かいました。
次はいよいよ、
アルカナの夜に見た世界へ✨
つづく☺️🌿



